激動の渦中であった２０２３年も、１２月３１日の年末、年の瀬、大晦日です。
今年一年、貴方も貴女も皆様も、いろいろな事があったでしょうね。
筆者も突然の出来事などに翻弄された一年でした。
１１月２９日に本ブログ記事にて「おせち宅配すらも今後は危ない！？今は歴史的転換期！！」の題にて、物流部門で迫り来る２０２４年問題や人手不足・輸送インフラ問題等に触れましたが、その深刻な現状も改善されていない中、年の瀬を迎えてしまいました。
高島屋ケーキ騒動は正に、その良い事例でしょう！！
１２月２７日１７時１６分に産経新聞 ＴＨＥ ＳＡＮＫＥＩ ＮＥＷＳが「おせちは大丈夫か 人手不足×繁忙期で高まる食品配送リスク 高島屋ケーキ問題で顕在化」の題で次のように指摘しました。
『（前略）
高島屋がオンラインで販売したクリスマスケーキの一部が崩れて購入客に届いた問題は、改めて繁忙期の商品管理や配送の課題が浮き彫りになった。製造や配送現場の人手不足が顕在化する中、大みそかに控える「おせち」配送への不安も募る。残業規制強化でトラック運転手不足が懸念される「２０２４年問題」を迎える来年はリスクがさらに高まる。近年は食料品配送時のトラブルも多く、商品を店頭で直接受け取る実店舗回帰も広がりそうだ。
百貨店の繁忙期の対応で差
問題となった高島屋のケーキは、横浜市のフランス料理店「レ・サンス」監修の「ストロベリーフリルショートケーキ」。受注した２８７９個は埼玉県の菓子メーカーであるウィンズ・アークが製造・冷凍し、ヤマト運輸が配送した。
高島屋側は製造委託先の温度管理や配送委託先の仕分け・配送に問題はなく、「原因は特定できない」と説明する。だが、ある大手百貨店関係者は、「３０００個規模のケーキの製造を１拠点だけで任せるのはリスクが高い」と指摘。この百貨店では「繁忙期の製造や配送のキャパシティーを計算し、クリスマスケーキなどの商品は注文段階で受注数を限定する」としている。
一方、高島屋は問題のケーキについては受注数を限定しなかったが、「製造委託先からは製造可能の個数であるとの判断を得ていた」と説明。昨年も同規模のケーキ配送で問題がなかったことを強調する。
懸念されるおせちトラブル
新型コロナウイルス禍で食料品の宅配需要が増える中、最近はＸ（旧ツイッター）によって同様の配送トラブルはすぐに拡散され、企業側が謝罪に追い込まれるケースも増えている。９月には、出前館の配達員が配達時に崩れたすしを素手で直した問題行為について謝罪している。
ただ、今回は安全性と信頼性をブランド価値とする百貨店の配送で起きた問題だけに、これまで以上に消費者の不安が強まっている。懸念されるのは、これから最盛期を迎える「おせち」の配送業務だ。
おせち配送を巡っては、過去にも大きなトラブルが起きている。平成２２年には、共同購入型クーポンサイト「グルーポン」が販売したおせちが「見本と違い中身がスカスカ」などと苦情が相次ぎ騒動になった。３０年には、福岡県の食品製造会社「久松」のおせちの配送で、ヤマトが「冷凍便」を誤って「冷蔵便」として運び、北海道への１２６８個の配送を中止、一部顧客に届かなかった。
食料品の配送については、見本と異なる商品が届いたり、誤った温度管理による食中毒などのリスクも指摘されており、今回の高島屋の問題を受け、「店頭での購買層が一定程度増える可能性がある」（大手百貨店関係者）。
ある小売業関係者は、「物価高のなか、一部宅配ピザが導入する店頭での商品受け取りで半額にするようなサービスで、２４年問題に対応する動きが広がるかもしれない」と話す。
（以下略）』
筆者個人の見解ですが、引用記事の後半で紹介されていた事例『平成２２年には、共同購入型クーポンサイト「グルーポン」が販売したおせちが「見本と違い中身がスカスカ」などと苦情が相次ぎ騒動になった』件以来、おせち等の通信販売には強い不信感を持ち、これ以降は、一切、食品関係の通信販売は、店等で現物を確認できるお歳暮を除き、利用していません。
コロナ禍で年賀状が見直されたように、当たり前の事でしょうが、基本を揺るがせるような事態に対応するには、基本に立ち返るべきなのです。
ことわざの「急がば回れ」ですね！！
世の中、高島屋ケーキ騒動の如くますます激動の渦中です！！
今は歴史的転換期！！
高島屋ケーキ騒動の、ケーキが崩れた一例の画像
出典：ツイッター速報
『高島屋のクリスマスケーキグチャグチャ事件 購入者「ひどすぎて笑った。担当者が新しいケーキを手に自宅までやって来た」』
このケーキのように、世の中、ますます激動の渦中です！！
今までの形がドンドン崩れていますよ！！
