準天頂衛星「みちびき」に米国製の監視装置搭載へ、日本版GPS体制の防衛強化などを急げ!! | 隠された闇情報を分かりやすく暴露する田中弥公夫の新生日本情報局

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冷戦終結をもたらしたSDI構想は、現在の宇宙空間の姿を予言したものになっています。

既に衛星破壊ミサイル、キラー衛星等の衛星破壊兵器は実用化され、米国のみならず中国やロシアも保有しています。

また、冷戦当時構想されたレーザー砲等などは現実的な兵器として開発され、実用段階に達しつつあります。

米国が本格的な宇宙軍の設立の方針を公表した背景には、このような現実があるのです。

 

一方で地上の位置情報システムであるGPSシステムなどは通信衛星や気象衛星などと同様、私達の社会には欠かせないものになっている以上、衛星システムの防衛は喫緊の課題なのです!!

 

2月8日に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「日本版GPSに米国の監視装置搭載へ 宇宙でも抑止力強化」の題で、「外交安保取材」の項目にて、宇宙空間の優位性を確保するためにも今後打ち上げられる準天頂衛星「みちびき」に米国製の監視装置を搭載して宇宙衛星の防衛強化を急ぐ主旨を伝えました。

 

準天頂衛星「みちびき」の管理は内閣府が行っており、同HPによれば、その整備の意義について次のように公開しています。

 

1:高度な機器やサービスの市場の創出と我が国の幅広い産業の競争力強化。(世界市場規模予測:7兆円(2005年)⇒56兆円(2025年)(2006EU調査))

 

2:測位、ナビゲーション及び時刻参照の分野における産業、生活、行政の高度化・効率化に寄与。

 

3:アジア・オセアニア地域にも左記の機能が展開可能であることから当該地域への貢献と我が国の国際プレゼンスの向上に寄与。

 

4:測位衛星分野における日米協力の強化。

 

5:発災直後の安否確認・避難誘導、救援・被災地状況の把握、復旧・復興等の各段階において、我が国の災害対応能力の向上等広義の安全保障に資する。』

 

準天頂衛星「みちびき」の観測精度はcmクラスであり、将来はmmレベルを目指している、世界で最も優れた地上位置情報システムです。

このシステムは各種の衛星と共に安全を防衛することは国土防衛にとっても重要な課題なのです!!

 

防衛省は宇宙監視レーダーを山口県に設置するための作業を急いでおり、専門の「宇宙部隊」を設立することも決定しています。

 

 

準天頂衛星「みちびき」に米国製の監視装置搭載へ、日本版GPS体制の防衛強化などを急げ!!

 

日本も米国に倣って宇宙軍の設立を!!

 

 

準天頂衛星「みちびき」のイメージ画像

出典:内閣府HP