激動化しているのは朝鮮半島情勢だけではない!!南シナ海情勢も緊迫の度を高めている!! | 隠された闇情報を分かりやすく暴露する田中弥公夫の新生日本情報局

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世界は朝鮮半島情勢に目が向いていますが、その一方で南シナ海情勢も緊迫の度を高めています。

 

5月27日23時19分に産経ニュースが「【緊迫・南シナ海】米海軍が「航行の自由」作戦 西沙諸島周辺」の題で次のように伝えました。

 

『米国防総省当局者は27日、米海軍のイージス駆逐艦「ヒギンズ」とイージス巡洋艦「アンティータム」の2隻が同日、中国が主権を主張する南シナ海の西沙(英語名・パラセル)諸島周辺で「航行の自由」作戦を実施したと明らかにした。南シナ海の軍事拠点化を進める中国を牽制(けんせい)する狙い。

 

 ロイター通信によると、2隻は中国がベトナムなどと領有権を争う西沙諸島の12カイリ(約22キロ)内に入り、同諸島の永興(英語名・ウッディー)島やトリトン島を含む複数の島の周辺を航行した。

 

 周辺海域では今月、中国の海軍と海警局が初めて合同パトロールを行ったと伝えられていた。米国防総省は、中国空軍が最近、永興島で爆撃機を離着陸させたことを非難。23日には、米海軍が主催する今年の環太平洋合同演習(リムパック)を巡り、中国海軍への招待取り消しを通告した。

(共同)』

 

今年の環太平洋合同演習(リムパック)に中国海軍が招待されないとは、いかに今の中国が置かれている立場を示していると言えましょう。

海軍レベルでの「国際交流」を禁じられたに等しい扱いを受けている程、中国は警戒されていることを示しています。

 

東南アジア情勢については、

『この地域には、南シナ海の領有権などをめぐる対立や、少数民族問題、分離・独立運動などが依然として不安定要素として存在しているほか、イスラム過激派の問題や船舶の安全な航行を妨害する海賊行為なども発生している。さらに近年、イラク・レバントのイスラム国(ISIL)への参加を目的とするイラクやシリアへの自国民の渡航や帰国後のテロへの関与が懸念されている1。これらの問題に対処するため、東南アジア各国は、国防や国内の治安維持のほか、テロや、海賊対処などの新たな安全保障上の課題にも対応した軍事力などの形成に努めている。近年では経済成長などを背景として、特に、海・空軍力を中心とした軍の近代化や海上法執行能力の強化が進められている。』

出典:平成29年度版防衛白書 第1部第1章第6節 東南アジア より

 

とされています。

これだけでも南シナ海沿岸の東南アジア情勢が緊迫化しているのは明らかです!!

 

 

激動化しているのは朝鮮半島情勢だけではない!!

南シナ海情勢も緊迫の度を高めている!!

 

 

2016年時点での日本と中国、韓国、東南アジア全体の兵力や防衛関係費比較図

出典:平成29年度版防衛白書