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リノール酸は、不飽和脂肪酸のひとつで、摂取することが必須の栄養素である必須脂肪酸である。
植物油に多く含まれ、特にベニバナ油(サフラワー油)やコーン油に多い。体内ではアラキドン酸を経て、プロスタグランジンなどの生理活性物質の原料となるほか、細胞膜の膜脂質として多く見られる。
血中コレステロール値や中性脂肪値を一時的に低下させる働きがあるが、過度の摂取はアレルギーを悪化させたり、大腸癌などのリスクを高める。
リノール酸は、石鹸や乳化剤などの製造に用いられる。また、肌の保湿や、ニキビなどに対する局所的な抗炎症作用など肌に良い性質を持ち、化粧品にも使われている。