一部の医師が、 昔も今も、 癌は代替療法だけで治ると主張している。 誰でも、 苦痛を伴う三大療法を受けたくない。 体に優しい方法だけで治したい。 気持ちはわかるが、 筆者の臨床体験では、 初期癌を除けば、 癌を代替療法だけでコントロールするのは、 至難の業である。

ある程度の大きさになっていれば、 癌の進行に加速度がついており、 かつ免疫力が低下しているので、 そのまま押されてしまいかねない。 生命がかかっているのであるから、 自分の理想論を患者に押しつけてはいけない。 現実に筆者は、 手術拒否で死に至った患者を多数診てきた。

出典:予防医療.com