西洋医学で行われている癌の三大療法、 手術・抗癌剤・放射線は、 いろいろな程度に生体に侵襲を与え、 体に優しくない医療である。 しかも、 必ず治癒をもたらすならば、 患者を励まし何とか耐えてもらうが、 大きな苦痛にもかかわらず、 再発・転移が日常茶飯事であることが問題である。 筆者の考えでは、 西洋医学は癌細胞の絶対数を確かに減少せしめるが、 癌の根本原因である、 免疫力の低下を改善しようとしないので、 これだけでは完治しにくいのである。

現実に、 癌患者の免疫力を調べると、 ほぼ例外なく、 低下している。 臨床的に癌になる、 ならないの差は、 癌細胞の発生の違いにあるのではなく、 免疫力の高い、 少ないにあるというのが、 定説になってきている。

多数の癌患者が西洋医学だけで完治しているのではないかと言うが、 それは患者側の努力でたまたま免疫力が上がったから治ったのである。 三大療法だけでは、 免疫力が向上しないと決して癌は治るものではない。

出典:予防医療.com