厚生労働省が専門分野に偏らず、一定の診断能力を備えた医師を増やす目的で創設することを決めたものです。能力のある医師を個別に審査して認定する仕組みで、初期診療は総合科医が行います。
そこから必要に応じて専門の診療科に振り分けるもので、かかりつけ医診療科として確立したいと考えています。
医師の専門分野化が進み、かかりつけ医が探しにくくなっていることが言われているためという理由もありますが、勤務医の労働環境の改善にもつなげる狙いがあります。さらには、病院の混雑緩和にもつながる考えです。総合科は一般的な症状を患者から聞き、治療したり、専門医に振り分けます。
例えば、高齢の患者が受診した場合、高血圧などの基本的な症状の改善は総合科で行い、心臓などに深刻な症状が見つかれば、速やかに専門医につなぐような仕組みです。

中には、患者の医療機関を選択する権利を阻害されるという意見もあります。


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