田母神俊雄氏、神宮外苑は「神聖な森、残す」外国人優遇策は「全部やめたい」40分熱弁(産経新聞) - Yahoo!ニュース

 

東京都知事選(7日投開票)に立候補した元航空幕僚長の田母神俊雄氏は2日午前、杉並区のJR高円寺駅前で街宣活動を行った。明治神宮外苑(新宿区など)の再開発事業について、「神宮外苑の森は残したい。都民にとって日本人にとって神聖な森だ。森を切ってビルを建ててビジネス拠点にする民間の計画だが、一時のもうけのために切るべきではない」と訴えた。

 

田母神氏は、外国人を巡る都の政策も見直す考えも示し、「外国人優遇を全部やめたいと思っている。都営アパートに外国人がいっぱい入っているが、日本人はなかなか入れない。外国人の生活保護支給もやめたい」と語った。 先の大戦についても言及し、「白人国家が世界中の有色人種の国を植民地にして回っていた。先人は戦った。戦闘には敗れたが、結果として世界中の国が植民地を離れて独立することが始まった。人種平等の世界になった。(先人の)大きな功績だ」と述べた上で、歴史教育に力を入れる考えを示した。 75歳になる田母神氏だが、意気軒高だ。「ピンピンしている。多くの皆さんから『とても75歳には見えない。どうみても74歳だ』といわれる」と冗談も飛ばした。「日差しが強くて、私の白い肌が焼けるのが嫌なのだが…」と述べた上で、「(主要候補は)4強といわれて、私が一番弱いらしいが、実行力は一番に決まっている」と強調した。 演説中には、陣営スタッフが何回か所定の時間が過ぎたと知らせる紙を示したようだが、田母神氏は40分近く熱弁した。演説後、産経新聞の取材には「ちょっと長かったかな。いつも短いんだけど。熱が入っちゃった」と述べ、自身の冗談についても「みんな笑っている。受けはいい」と語った。(奥原慎平)