国際政治評論家の宮崎正弘さんのメルマガです。

7月11日トランプ大統領に実刑判決が出るというアメリカ国内での見解をとりあげています。実刑判決でついに軍の介入があるのか?
加えてウクライナ、中東や台湾情勢もヒートアップ中。炎のような夏がやって来そうです🔥
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 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和六年(2024)6月3日(月曜日)
      通巻第8276号  
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 トランプ前大統領に実刑判決がでたら?
   アメリカはかならず内戦となる
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HBOの「リアルタイム」(6月2日)で、司会者ビル・マハーが爆弾発言。
「もし、ドナルド・トランプが懲役刑を宣告された場合、MAGA(MAKE AMERICA GREAT AGEIN)支持者によって『内戦』が惹起され、人種戦争に発展するだろう」
殺伐とした空気が全米を蔽っている。

マハーは続ける。
「彼は刑務所に行くのか? 判事はそんなことをする勇気があるだろうか?。彼はそうすべきなのか? 支持者は狂乱するだろう」
HBO番組にはオバマ前政権の首席戦略官デビッド・アクセルロッドが招かれていたが、彼との議論の中でマハーは発言を続けた。

「この国ではすべてが人種問題になる。それは、一部は私たちの恐ろしく卑劣な過去のせいであり、一部はそうした人種差別が今も生き続けているせいであり、一部は極左がすべてを人種問題にしているせいだ。この国の内戦は、残念ながら人種戦争になります。これがこの国の悲しい真実です。地方検事は全員黒人です。裁判官は白人ではありません。これが現実なのです」と付け加えた。

ユタ州地区元連邦検事ブレット・L・トルマンは、「マーチャン判事がトランプ氏に実刑判決を下すだろう」と断言した。

「この判事は今や相当の権力を持っている。7月11日にはトランプ氏を即時連行する権限があり、すぐに連行して拘留することができ、どんな期間でもそうすることができる。ルールは窓の外にあり、この判事が何をするかは誰にも分からない」と警告した。
 そしてトルマン元検事は付け加えた。
「マーチャン判事は懲役刑を言い渡し、罰金を科し、厳しい説教をし、その後、すぐに引退と本の出版を計画するだろう」。