会社に持ってきている筆入れに、小学生の頃から使っているシャーペンが入っている。全然イカレズ、現役シャーペンだ。
キャップが取れて、カチッとはめて使うんだな。
調べてみたら、ぺんてるが誇るロングセラー商品で、発売は1971年! 拙者9歳。小4か小5だな。
あの頃、とにかく文具周辺が“物凄く”てさ。
サンスターの“象が踏んでもこわれない”アーム筆入が、1965年(昭和40年)に発売、2年後よりTVCMで大ブレーク。その後、各社からアイデア文具がわんさか出て、拙者のよーなビンボー小学生のハートを激しく、また持ってるヤツを羨ましく揺さぶったのであった。

写真のように、ボディに”数字の5″が大きく印字されていたことから、”ぺんてる5(ファイブ)”という愛称で呼ばれていたらしい
現在の正式名称は”万年CIL(マンネンシル) ケリー”であり、万年CILとは、万年筆とシャープペンシルからの造語。“万年筆のように持ち歩けるシャープペン”というのが開発コンセプトだとか。発売当初は、ケリーという名前はついておらず、”万年CIL”のみだったという。

う~む。だから、何だという感じだが(^^

この“高級っぽいシャーペン”を、どうして買ったのか覚えていないんだが、当時、鉛筆でもhi-UniとかMONO100とかコーリンHi-Piasとか、書き易い高級鉛筆が流行していたし、一方、替え鉛筆を後ろから差替えるロケット鉛筆だとかも出ていて、とにかく盲滅法、少ないお年玉をそこら辺に突っ込んでいた。
勿論、ギミック筆入れなどもあり、もー大変(^^ テストでいい点を取ってご褒美と言ってもらえれば、その辺りに投下していたわけ。

もっと小さいとき、あんまし怪獣ソフビとか買ってくれなかったんだよなぁ。
スパイ手帳(サンスター)が流行ったときも、とりあえず持っていたけど、それほどスパイに憧れてなかった。にも拘わらず、親戚が結構本格的なスパイグッズ・・・でっかいアタッシュケースに組み立て式のマシンガンとかが入ってるの・・・くれたりしてね。でも正直、全然ウレシクなくてさ(^^ そんな本格的なスパイものもらってもさ。
結局それでは、ほとんど遊ばなかった記憶が。
それよか、もっと怪獣ソフビとか買ってほしかったなぁ・・・。で、拙者の現在の部屋は、怪獣ソフビだらけなわけかな(^^

話ズレました。
レトロなデザイン、キャップ式、質感も上質・・・たしかに、他には無いシャーペンだよな。
何でも、ケリーという名称の由来は”アイルランド産の黒い牛”という意味があり、当時発売していた黒軸のモデルが似ていたということらしい。
後に、”5″から”KERRY”に印刷が変更され、今に至ると。発売50周年プレミアムものも発売されたんだよね。
「金属パーツ部がペンの下に来ることでペンの重心が下がり、万年筆のように筆記し易くなっている」と評する向きもある。
カラーは、黒、青、オリーブグリーン、スモーキーグレイ、ロゼの5色。
拙者のは、オリーブグリーンだね。

なお、0.7mm芯の海外モデルもあるんだって。国内ではずっと0.5mm。
海外(特にヨーロッパなど)では0.5mmシャープは人気がなくて、パーカーやウォーターマンなども0.7mm仕様がほとんどなんだって。