独白の前に、こんなのを拝見いただこうかな。
さて、それでです。このドラコニアの絵をみて、随分前にみた夢を思いだしてね。
空を飛ぶ夢ってのは、別に珍しくもないんだが、このときのはちょいと違ったんだである。
腰の後ろのとこに、それこそドラコニアの絵のような羽がはえるんだわ。
というか、既にあったのかもしれないが、その羽を広げる。そして、羽で飛ぶ夢。
その、バッサバッサする“感覚”というのがリアルでね。それだけでなくて、夢から覚めたときも、腰やちょっと上の背中の筋肉まで、その感覚がリアルに残っているの。
目が覚めてから、いつものように階下に降りて、タバコ吸ったり珈琲飲んだりして、出勤の支度をするわけだけど、そのときもまだ残ってるの。1時間以上、あの感覚が残ってたな。
何年も前のことなんだけど、それはよく覚えている。それくらい、妙な感覚だったんだよな。
確かに、亀たくさん飼ってるとはいえ、別に爬虫類が好きでたまらんってことはないんだで。
亀のユニークさとか、幾分、童話的な感じや、ガメラが好きってとこあたりなんだけどね。
なので、ドラコニアの某かと関係した夢とも思いたいわけじゃないんだけども。でも、なんか上の絵には、その夢に通じる何かを感じてしまう。