明日の丑三つ時に満月。


時は知らず

ほぼ同時刻に4箇所で揺れるとき

それは実は7箇所なのだが

それが起こり始めとなる


稲妻にみえる

“それ”が

星を“裂く”ようにみえる

亀裂にみえるあちこちから

光の泡にみえる粒々が

大きな大きな粒々が

たくさんたくさん漂う


地のあちこちが

その粒々をまとっている


星はそのとき身動きする


生きとし生けるものは

ただその泡の中に

知らずにいることになる


そのとき天空には

大きく横切る帯がある

惑星が横切る軌跡

そのとき惑星は

エネルギーから物質化している


星は目覚めたまま

ゆっくりしていたのが

時がきて

起き出すのだ


星とともに踊りたい命は

泡の中に知らずといる

星のリズムにいない命は

惑星の帯の向こうに広がる

平たい

もっと平たいところに

知らずといることになる