「世界の謎と不思議に挑戦するスーパーミステリーマガジン」といえば、泣く子も失笑するという「月刊ムー(mu)」である。だが、古来よりオカルト大好きだもんね野郎においては、まぁ高校生くらいまでかなぁ、必読の情報源といえる(いえた・・・かな)。

今やオカルトねたは、都市伝説だのTOCANAだのとあちこち垂れ流しのオンパレードであり、失笑から苦笑もーどになりつつはあるのだが。

駄菓子菓子もとい、だがしかし、そうはいっても時代の変革期には固定観念ほど危険なものはないのであるから、アタマを常に柔らかくしてためには、どうしても眼中に入れておかなくてはいけない領域なのである。はぁはぁはぁ・・・・(言い訳してるようでメンドイのだが)。

国の厳粛な行事の裏側で馬鹿をなすのもいい加減にせよと、お叱りを受けるとは思うが、それでもやはり触れておくべきだというのが、拙者のスタンスである。

 

さて、そんなわけで、先ほど何気なくyoutubeを見ていたら、「muチャンネル」なるものに出くわしてしまったであるよ。月刊ムー編集長の三上氏が登壇して、しゃべくるしゃべくる番組である。

別の媒体で、今年の2月であったかな、この三上編集長は、元号はすでに決まっているし、自分も随分前に聞かされている旨を発言していた。勿論、口外できないとしてである。

今回、その件を受けての内容なのであろうが、番組からわかるのは、聞かされていた(?)という新元号が「飛鳥」であったようだ。

新元号は「令和」なわけだから、外れていたわけだが、我田引水的にホントは外れたんじゃないもんねーというハナシをやっているのが、この番組。

見たいひとは、これ⇒ 新元号に隠された真実! オープニング MUTube(ムー チューブ) 2019年5月号 #1

 

笑い飛ばせばいい内容ではあるが、実はそうでない部分がある。

それは、流石に三上氏、ここで「幻の超古代帝国 アスカ」について語りを入れているのである。そう、それはかの五島勉氏が著作したこの書籍である。

 

この著書は、1985年(昭和60年)に執筆されており、拙者は今でもこの本を所持している。

珍しくインド現地まで五島氏が取材にいった(ことになっている)写真も掲載されている。

内容は、非常に衝撃的であり、古代ロマンと未来予測をブレンドした五島ワールド全開・・・ではあるのだが、ノストラダムス関係の一連の作に比して、ある種の謙虚さが滲み出ているものであった。それ故、拙者の中では五島氏作品のベストに入っている。

 

趣旨としては、古代帝国ムーやアトランティスのはるか以前に存在した超帝国「アスカ」の中心が日本であったという内容であり、天皇(sumera)が治めていたという超伝説である。そして、地上絵で有名なナスカなど世界中に残るASUKAの音を含んだ地名が“遺跡”であり、現に今でもインドにはアスカ地方が存在している。

 

今回のmu-番組では、「令和」の裏には、このアスカが隠されているという指摘(?)であり、またアスカという音意が使われたときは、“遂に隠されていたものが表に出てくる”ということとしている。

 

拙者は、「隠されていたものが表に出てくる」ことを「令和」に観じている者であるから、面白おかしい展開ながら、ここを受け止めている。

 

「令和」からが、これまでと決定的に異なるのは、おそらくそこであろう。

アメリカ海軍のUFO遭遇事マニュアルの制定がNHKでも報道されたように、これまで「馬鹿かおまえは!」とされていたことが、次第にひっくり返されている。

神ごとや霊の世界も、これまでと異なった“裏事”が出てくるであろうし、地震などの普通の事象にも“裏事”が出てくるであろう。

 

「令和」からの「ホンモノ」の時代とは、そうしたことを含んでいる「ホンモノ」であろうと確信する。