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大映・昭和特撮だっ(^^)
まぁ、皆さんにはカンケーない文化だろうけども。
この度、ガメラ&大魔神の全作がBlu-rayで揃った。北米版で、驚くほど安価(^^)
ガメラに関しては、全作ではないがDVDも持ってるし、LDやVHSからDVD化しての全作は、勿論揃えてあった。大魔神や妖怪も同様である。しかし、なのである。やはり、“昭和の大映”だから、揃えておきたい。そういう気持ちである。
何故、東宝・ゴジラものにはそこまで思い入れないか、なぜウルトラシリーズには、と通常の特撮ファンやことに怪獣ファンには多く訝しがられるところだ。東宝ものも、東映ものも、松竹、日活に至るまで勿論、いろんなメディアからDVD化して揃えている。また、しょっちゅう鑑賞している。
しかし、大映ものは“ちょっと違う”のである。
本当に映像的に歴史的価値がある作品は、「ガメラ対バルゴン」「大魔神」「妖怪百物語」の三作だけといってよい(ガメラという観点ではない)。これらは、他の映画会社でもモノにできなかった要素を見事に昇華したレベルである。
たが、大映の本質はそこではない。他社ほど予算もなく、チープでチープでどうにもならないのに、“見世物小屋”精神で誠に楽しい映画を作り出し続けた点にある。
「子供の味方ガメラ」……チープな映画なのに、ガメラのこの比類ないキャラクターは、ゴジラもウルトラマンも仮面ライダーも出し得なかった魅力である。子供目線からは、チープなつくりなんてどうでもよかった。子供の味方のガメラがいてくれる。ただアタマを揺らしてるだけなのに、ボクに頷いてくれてるように感じる。ドンピシャな存在感。これを表し得たのは、大映をおいて他にない。
ボクは、こういうものがやっぱり一番好きなんだと思う。芸術性だの完成度だの大人にとってのリアリティより、見世物小屋的で、子供の心にとってのリアリティ。
だからきっと、自転車なんかでも、やたら本格的追求のスピード・ロードバイクや、一方では実用性だけの普通の自転車には惹かれず、もっとなんちゃってではあるけど、自転車に乗る楽しさドンピシャなクロスバイク志向で、見世物小屋的にいろんな種類に乗りたくなるんだと思う。
でも、こういう感覚を分かち合える人にあんまり出会えないのが残念ではある。

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