歴史を学ぶ上での地図の役割とスマホアプリの「世界歴史地図」について | Footprint_____new_era

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いま、歴史の授業は中学校と高校で学んでいると思います。
なかでも、特に、世界史の授業はいろんな国や地域の名称、人物の名などを年代とともに関連づけて覚えなければならないので、なにしろ覚えることが多くて、たいへんだったことを覚えています。

高校時代のある先生からは、例えば、中国の歴代の王朝名を順に覚えることなどは、
「いんしゅうしゅんじゅうせんごくじだいしんぜんかんしんごかん、ぎしんなんぽくちょうじだいずいとう、ごだいじゅっこくそうきんなんそうげんみんしん」(殷・周・春秋戦国時代・秦・前漢・新・後漢・魏晋南北朝時代・隋・唐・五代十国・宋・金・南宋・元・明・清)
と、いっきに早口で、リズム感をもって覚えると良いというように教わったこともありました。

ただ中学校や高校では、年代ごとに、地域ごとに分割して学習しています。
したがって、世界中の国や土地の統治が、他国の影響をうけながらどのように変化していくのかを理解するのは、地図でみると、ある程度は理解できるのですが、それでもなかなか難しい部分があります。

地図が歴史の時代とともにどう変わっていくのか、知りたいとおもっていたときに、「ワールド・ヒストリカル・アトラス」という記事[1] に出会ったのです。それはパソコン用に作成され公開されたアプリケーションプログラムだったのですが、衝撃を受けました。

「いつの時代に」「誰が」「どの地域を」統治してきたのかということは、教科書の文章だけだと想像するのがなかなか難しいですが、この「ワールド・ヒストリカル・アトラス」はそれが視覚的に理解できるようになっています。しかも紀元前4000年から現代まで1年刻みで表示してくれ、またその統治していた代表的な人物も見ることができます。

たしかに、地図があると歴史への理解が深まると思われます。

インターネット上では、いくつかのサイトでこのアプリケーションプログラムの紹介がなされていました。
ただ、残念なことに、 いずれもパソコンを立ち上げて、開いて動作させる、または、アップロードされているサーバーにアクセスして表示させる、という操作方法が書かれていて、それはパソコン専用という感じのものでした。

せっかくなので、手元のスマートフォンで動かしてみたいと考え、いろいろと課題や問題点を調べてみました。

このオリジナルの作者のx768さんのサイト[1]には、
『「ワールド‧ヒストリカル‧アトラス」を改変して配布しても構いません。ただし、名前を変更して区別できるようにしてください。「ワールド‧ヒストリカル‧アトラス」の内容を動画にして公開しても構いません。許可は必要ありません。』
との記述がありました。
プログラムのソースコードも公開されていて、改変・配布に許可不要とのことなので、なんとか少しはできそうだと思い、やってみることとしました。
 
そこで、オリジナルのコードを参照しながら、一部をスマホ用に修正や追加を行い、とりあえずは動くことを確認しので、ひとまず、Androidアプリの「世界歴史地図」として公開[2]させていただくことにしました。
まだまだ完成度は高いとはいえませんが、よろしければお試し下さい。

 

世界歴史地図アプリ

[1] ワールド・ヒストリカル・アトラス(オリジナルPC版の作品のページ)
http://x768.com/w/twha.ja

[2] 世界歴史地図(Google Playストア)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.keysnext.historicalatlas20230301