外国人に教えられた日本人が知らない日本の歴史 | 進め!中東探検隊 さん
以前,山折哲雄さんの“100年インタビュー”という番組をNHKでやっていました。100年後の日本人向けに行う一連のインタビューの一環です。その中で、彼は開闢以来の日本の歴史を振り返っていました。


すると350年続いた平安時代と250年続いた江戸時代という長期の平和な時代があったというのです。それは、外国の歴史に無い稀有な特徴だというのです。そしてその大本(おおもと)は、神教という土着の宗教に仏教と言う外来の宗教を入れて、それを両立させた日本人の行き方にあると言います。


私たちは、ややもすると欧米の論理であるキリスト教を中心とする一神教の原理に圧倒されてしまうが、そこに日本的な共存共栄の態度を打ち出して行くべきではないか、というのが氏の趣旨でした。私たちは、時にこうした長期の歴史観を考えてみることが必要なのではないでしょうか。


私たちは、ややもすれば自分たちの歴史を戦後もしくは明治以降からのみ振り返る傾向があります。いや、それすら本当に行われていなくて、先の戦争の意味を問うことはタブーですらあるわけです。私たち日本人ほど、戦後を中心とする現代史や、明治以降の日本人が行ってきた対外戦争の意義付け、位置づけを怠ってきた国民はありません。対外戦争とは日清、日露、第一次、第二次大戦のことです。


最近ドイツのニュースを見ることが多いのですが、かの国は、この頃は自国史を振り返ることに熱心です。かなり以前になりますが、ヒットラー時代の歴史や戦後の歴史を“シュピーゲル”という雑誌が特集していました(戦後史の特集はドイツ語ばかりでなく、英語でも発行していました)。また、百年史というビデオもありますし、近頃TVで千年史という番組が若者の間で好評のようです。
ドイツ人の自信は、最近までずっと近隣諸国に対して謝罪と反省を繰り返してきた段階から、だんだんとそれを乗り越える段階に達してきたことから来るのだと思います。

私たち日本人も、同じような歴史をたどりながら、全く自信を持てていません。それは、自分たちが良し悪しを踏まえた自国史観を持っていないからではないでしょうか。

大学でも、現代史や戦争史の講座は非常に少ないでしょう。日本人に欠けているものは、長期の歴史観です。今後の行く末を考えるためにも、歴史を勉強してみる必要があります。

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https://www.youtube.com/watch?v=VX5NKRBj7ac&t=38s