僕は最低な人間です・・・


今日の3時の休憩、その直前に鋼材関係の材料屋さんが鉄パイプなどをうちの工場にもって来ました。

そのドライバーさんと社長は10年来の付き合いで、3時の休憩とその人の到着がかぶった場合、社長がその人にコーヒーをおごるシステムになっています。


それに加え、何か用事があったのか社長は僕に小銭のサイフを渡し


「3人分ジュース買うてきてくれるか?わしはブラック!」

そしてドライバーのおっちゃんは、大体コーヒーなんです。


もう一度言いますが、僕は悪魔に魂を売った最低な人間です。


以下は僕の瞬間的な思考です・・


(社長はブラックでいいとして、その人のコーヒーを普通に買うのではなく微糖のコーヒーが出るかもしれないミルクティのボタンを押し、もし自販機の業者が前日の僕のクレームに従いちゃんとミルクティを補充していたなら吉!!それを僕が飲み、もし業者の怠慢でミルクティのボタンを押して微糖コーヒーが出るという昨日のままの状態だったら、ドライバーのおっさんにそれをあてがう。


その場合ミルクティを飲む事は叶わないが、一呼吸置いて新たに自分が飲みたいやつを選びなおす事が出来る・・・・)この間約0.1秒


震える指でミルクティのボタンを押す。


ガチャン!!


そこにあったのは紛れも無くミルクティでした。テレビでよくある再会スペシャル的なBGMと共に取り出し、ミルクたっぷりな紅茶に舌鼓を打ちました。


僕はドライバーのおっちゃんの魂をメフィストに差し出し、代わりに4日越しとなるミルクティを手に入れたのです。でもこの混沌とした世の中に正義なんてありますかね?


という逆切れで終わり・・・





ミルクティが飲みたい・・・


仕事場で3時の休憩の時には決まって社長がジュースをおごってくれる。

毎日の事なので、今日は何にしようかと常に悩む。


「あ、ミルクティやな!今日は」

ミルクティのボタンを押した。すると


微糖のコーヒーが出てきた・・


「え?押し間違えた?」

仕方が無いのでコーヒーを飲んだそんな金曜日


土曜日の3時の休憩

ミルクティを飲み損ねた僕は、前日の悲劇も忘れ勢い良くミルクティのボタンを押した。


・・・・微糖のコーヒーが出てきた・・・


あ!そう言えば昨日もコーヒーが出てきたんやった・・やはり業者の入れ間違えに

違いない!!

が、コールセンターに電話するのもたるいので、我慢してコーヒーを飲んだ。

ぼくは決してコーヒーが嫌いなわけではない。ただミルクティを飲もうとした口はコーヒーを受け入れがたいだけの事。


『ティー?オア カフィー?』とブロンドのスチュワーデスに聞かれ

「ティー プリーズ!」と答えたのに

カフィーを山盛り注がれた・・・


素直に飲めますか?でしょ!


今度はちゃんとこの事を覚えておいて、ミルクティ以外のジュースを飲もう!と心に誓った!


日曜をはさんで今日月曜の3時の休憩・・・


結局4日間ものあいだ僕はミルクティにありつけてはなかった・・・

が、結果的に飲めなかった事とか、入れ間違い事件の事など、日曜日のめまぐるしい休暇で全て吹き飛び


「あ、ミルクティにしーよやーー」


ってボタンを押してしまった・・・出てきたのは間違いなく微糖のコーヒー・・・

僕は悲しさを通り越し笑ってしまった。どんだけミルクティのみたいねん!そして飲めへんねん!俺・・・


そして我慢ならずコールセンターへ電話をかけた。

すぐ修正するとの事。しかし『すぐ』が今日なのか、明日の3時以降なのかは未知数だ!

だから明日の3時の休憩にミルクティのボタンを押すか押さないかは、現時点では決めあぐねている。では微糖のコーヒーを飲みたいと思いつつミルクティのボタンを押そうか?それでミルクティが出た場合は?どんな顔をしてミルクティに対峙すればいい?ミルクティにかける言葉が見つからないじゃない!心をかよわせてこそ、ティーとミルクが渾然一体となるわけで・・・とにかく怖い・・・怖いんです!























こんな時どうすればいいですか?


先日僕と嫁、子供、嫁の妹の4人で伊勢へ旅行に行きました。

ネットや雑誌で調べた結果、名物『伊勢うどん』の名店と呼ばれる店に行くことになりました。


この話はそのお店で起こった出来事です。

人気店だから混んでいると予想し、昼時を外してその店へ赴いたので、週末だったのですが、客はちらほら。すんなり座れました。


店内を見渡すと、従業員はおばあちゃん、その娘か義理の娘か判らんがおばさん、厨房にはその旦那、と言う感じで家族経営かな?といった雰囲気。


メニューを見て注文し、しばらく待っていると、3~4歳位の男の子が現れ、なにやら退屈そうに従業員のおばさんにじゃれついていました。


恐らくこのおばさんの息子なんだとおもいつつ、おばさんと子供のやり取りを聞いてみると、会話の内容から親子に間違いないことがわかりました。


しばらくして、その子は僕ら家族の存在に気付いた様で、おもちゃを持って近づいてきました。その時店内には年配のお客さんが多く、比較的若い客は僕らだけでした。


そういうのもあってか、話し相手として僕らを選んだようで、その子は僕らの席に座りました。

すぐさまお母さん(つまり店員のおばちゃん)が『すみません!!』といってその子を退かそうとしたのですが、僕らは待っている間ヒマだったので

「ああ、良いですよ!ここに座ってても!」

といって、その子と戯れる選択肢をチョイスしました。


とりとめの無い、子供らしい会話がしばらく続いた後、老婆と中年の女性、25歳くらいの男性の3人連れの客が入店し、隣の席に座りました。


しばらくして3人連れのうちの老婆がトイレに行きたいといい、中年の女性が付き添って席を外しました。つまり隣の席に25歳くらいの男性が一人残ったのです。


その男性をチラッと見ると、いわゆる『オタク』と言われるジャンルの方の雰囲気で、僕は嫌いではないんですが女性にはあまり受けないというか・・・


まあほっとけって話なんですが、ここで突然!!!


一緒にいた店の子供が、その『オタク』風の男性を指差し・・


「あの人、きもちわるい~」


と大きな声で言ったのです!!


その後も何度か『気持ち悪い』を連発した後、店員であるお母さんが気付いて、その子を店の奥に連れて行きました・・・


言われた男性はあっけにとられ、無理やりに苦笑い・・・


その子と一緒にいた僕らは凍りついた様に固まってしまいました。

お母さんがその子を連れて行くまでの数秒間、僕らは息も出来ないような張り詰めた空気感を味わいました。


こんな時どうしたら良いのでしょうか?


「そうそうそう・・・あの人はきもちわるい星から来たモイキー3世だよ~!!」

って乗っかってみるとか


「俺のドコが気持ち悪いねん!!!」

って無理やり自分が言われた事にするとか・・


なんしか、その後に出てきた名物『伊勢うどん』の味がなんやようわからん位の精神的ダメージを受けたという話でした・・