“ローマは一日にしてならず。”
有名なこのことわざですが、ご存知の通り、
事を成すには時間がかかるという意味ですね。
「ドラゴンボール」を読んだことはありますか?
尻尾の生えた男の子が、多くの人との交流により、
自身のアイデンティティーに目覚め、成長します。
その間に、修行に継ぐ修行で技を磨いて行きます。
彼の場合は格闘技でした。
それまでは敵わなかった相手に対して、
いつの間にか凌駕するまでになります。
例え、マンガではあっても、学ぶところは大きいです。
今は、マンガの世界を離れて現実に戻ります。
あなたが、英語を自由自在に扱えるように、
孫悟空が行ったと同じような時間を費やし、
練習に練習を重ねたとすれば、その結果は?
明白ですね。
諦めさえしなければ、必ず話せます!
去年も、何万人という人が英会話を始めました。
さて、今も続けている人は何人くらいいるでしょう?
リクルートの調査によると、英会話を始めたは良いが、
72%の体験者が一年と経たずに止めるらしいです。
新年に際して、十万人が英会話を始めるとして、
7万2千人は途中でギブアップする計算ですね。
実に高い割合で挫折しているわけです。
その理由は様々ですが、多くの人が思っているのは、
三ヶ月もすれば堪能に話せると勘違いしているのです。
英語を聞き取れるようになるには、
最低でも二百時間は必要になります。
週に二度、一時間のクラスを受けたとして、
二百時間に達するには約25ヶ月必要です。
自宅に帰って、一日15分のリスニングをしても、
二百時間になるには、少なくとも八百日が必要です。
それも、毎日続けたとしての結果です。
こうやって考えると、たかが英会話ですが、
それほど簡単ではないことが分かります。
特に、成人した我々にとっては、
さらに難しくなることでしょう。
だからこそ、三ヶ月で身に付く英会話だとか、
聞き流すだけで何ちゃらとかが人気になります。
しかしながら、上で示した数字は変わりません。
どんな方法で始めようとも、
72%はギブアップします。
スポーツにせよ、武道にせよ、習字にせよ同じです。
思い通りに出来るまでには、相応の時間がかかります。
英語だけは特別、誰もが直ぐに話せると思うのは、
恐らく、日本人だけが持っている幻想でしょう。
子供の頃から学んでいれば堪能になるとは言え、
やはりかなりの時間を費やさねばなりません。
子供がすんなり英語を話せるようになるのは、
既成概念が無く恥ずかしいと思わないからです。
(間違うことに対しての恐怖が無いからです)
少々の英語なら、100日後には話せます。
しかし、俗に言う「ぺらぺら」になるには、
覚悟をして学び続けなければなりません。
ここで基礎をしっかりと学び、
また応用できるようにすれば、
諦めることは無くなるでしょう。
継続こそが力になり、継続無くしては成り得ません。
Don't you ever imagine giving up on your dream!
You can do it!
See you tomorrow.