後記
当時の郡山市のスクリーニング場は総合体育館でした。
私も会場に行ってみました。



 

会場に入ると玄関ロビーの真ん中で測定しています。

係員の方に聞いて確認しましたが、建物の壁際では外部からの放射線の影響で
測定ができないと言うことでした。

白い防護服を着て背中に「中部電力」「関西電力」と書かれた人たちが、
GM管を持って頭のてっぺんから靴の裏まで測定してくれます。


スクリーニングとは、体表面に汚染物質が付着しているかどうかを測定することです。
ここで大事なことは周囲の線量より低いものは測定できないということです。

たとえば『6』という汚染が身体に付着していた場合、
測定器の周りの線量が『3』とか『4』であれば『6』を検出できますが、
周囲が『10』であれば『6』は検出限界値以下となり検出不能です。

 

ですから一番線量の低いところで測定をしなければなりません。

ちなみに私はスクリーニングに引っかからなかったのですが、そんなのはどうでもいいこと。
問題は、外にはむき出しの状態の汚染物質が存在しているということです。