ウチの協同組合に県から緊急物資輸送の依頼が来ました。
県内各地区の病院や避難所へ飲料水を届けます。
送られてきたお届け先リストにはいわきの避難所もありました。

実はその直前、福島第一3号機の爆発が報じられました。
「住民がみんないわきから脱出している。」
「みんな外に逃げ出して道路は大渋滞だ。」
こんな噂が流れたのはその直後です。

組合員の運送会社は
「いわきに行くのは怖い。」
「本当に大丈夫なのか?」
と尻込みしています。

いわきは原発の避難区域の遥か先。
念のため、いわきの知り合い2人に問いあわせたところ、どちらも
「一度警報が鳴って、みんなで避難したけれど、
 今は戻ってきて、普通に仕事しているよ」

ドライバーには、無理ならば途中で引き返してもいいからとりあえず
向かってみてくれと、何とか説得し出発してもらいました。

無事配達して戻ってきたドライバーに  いわきの状況を尋ねると、
「のんびりしていた。普通にジョギングしている人もいた。」

ほ~ら、噂なんてそんなもんだ。


後記
(太字が福島第一:1F)
「避難指示の経緯
平成23年3月11日    
19時03分 福島第一 原子力緊急事態宣言発令
20時50分 福島第一 県が半径 2km圏内に避難指示
21時23分 福島第一 国が半径 3km圏内に避難指示
                      国が半径10km圏内に屋内退避指示


平成23年3月12日
05時44分 福島第一 国が半径10km圏内に避難指示
07時45分 福島第二 原子力緊急事態宣言発令
                        国が半径 3km圏内に避難指示
                        国が半径10km圏内に屋内退避指示
17時39分 福島第二 国が半径10km圏内に避難指示
18時25分 福島第一 国が半径20km圏内に避難指示

←←←←←← 今ここ

平成23年3月15日    
11時00分 福島第一 国が20~30km圏内に屋内退避指示

【福島県のHPより】」