お久しぶりです。
初めて AUTOart の コンポジットモデルを買ってみたのですが、
正直、 プラモデル です。
まずは 軽い。 なんですかこの軽さは・・・
持った瞬間、 軽っ! そして 安っぽ!
ダイキャストモデルだと、ボンネットやトランクも分厚く
頑丈でしっかりした THE 金属! って感じですが、
AUTOart の コンポジットのボンネットは 薄くてペラペラ
何ですか この 薄さ。 ぺらっぺらで 安っぽ! しかも軽い。
ドアも軽くて ぺらっぺら 安っぽ!
そして今までAUTOart が 頑なにこだわってきた メッキモール
なんとこれを、コンポジットモデルでは 銀ペイント にしてしまいました。
しかも細いモールを ではなく、
太いモールを太いまま 銀ペイント にするという何とも愚かな・・・
もう、ここまで来てしまったら、コンポジットモデルに価値は微塵も感じません。
しかも、こんな安っぽいモデルが普通に 35000~45000円はしてしまいます。
こんなに安っぽいのに・・・
ビックリするほど 安っぽい です。
ダイキャストモデルは 超合金
コンポジットモデルは ソフビ
ヴィトンやシャネルの財布がビニールだったら嫌ですよね。
ブランドの財布は 本革 だからこそなわけで、
それを オートアートという一流ブランドは
本革 を ビニール に変えてしまったんですね。
完璧に綺麗なビニールの財布=コンポジットモデル
この 安っぽさに 輪をかけているのが 塗装
薄い膜で均一に見えますが、下地のプラスチック(ABS)に合わせて
軽く吹いてあるので 層が浅い。
光が表面で跳ね、ダイキャストのように深い反射が出ない。
艶、透明感はあるものの重さがなく存在感が軽い。
ダイキャストモデル、例えば、エグゾトやGMP,HIGHWAY61、
ダイキャスト全盛期のAUTOartのダイキャストモデルや
アーテルのオーセンティックモデルなんかは、
経年によって 成熟し 磨けば艶が深まりますが、
コンポジットのこの塗膜では、まず 成熟しないでしょうし、
磨いたところでこの浅さは変わらない。
しかも、塗膜が薄いので 研磨耐性が弱い。
磨けば育つダイキャスト、しかし、コンポジットは磨いても育たないどころか
曇ってしまう可能性が高いです。
要は、経年で艶がなくなっても復活するダイキャストに対し、
経年で艶がなくなれば ほぼ終了のコンポジット。
そもそもが 下地がプラスチックでは、
プロモデラー並みの塗装を施さなければ 金属の質感 は出せませんが、
AUTOart の コンポジットは経費削減のため、
薄いプライマー、薄いサフェーサー、薄い塗装に薄いクリア
このレベルで金属の質感が出るわけがないです。
結果 安っぽい 質感もないので 軽く見える。
しかも モールは 銀ペイント
良いところは チリが完璧 というところですが、
チリが完璧でも 素材が薄く 塗装も軽いので 良さがご臨終です。
開閉部分を可動させた時の カシャ という軽い音。
手ごたえの全くない軽さに、ちょっと動かせば壊れてしまいそうな
モロい感じ。
全てが 安っぽい です。
最近、初めてコンポジットモデルを手にしましたが、
これを手にし、AUTOart 終わったな と。
コンポジットという言葉、
これはAUTOartが勝手にそう呼んでいるだけで、実質は プラモデル です。
シャーシに金属を使用 と言われていますが、
ほんの少量の金属が使われているだけで、その程度の量であれば
プラモデルと同じで、プラモデルでも、
けっこうな量の金属が使われているものもありますので、
そういうプラモデルと比べると プラモデル以下かな と。
今のAUTOartでは ・・・
こういう 本物 のダイキャストモデルには太刀打ちできませんね。
まずは使われている金属の量が違いすぎる。
GMPのロードランナーなんかは、経費を無視したような贅沢な作り。
そのような贅沢な作りのモデルは エグゾトや CMC,
その他の少数のモデルにも存在します。
ちなみに、ロードランナーは2種類あります。
塗装にしても エグゾトは凄い!
GMPも凄い! CMCも凄い!
HIGHWAY61も凄い! オーセンティックも凄い!
しかし、今のAUTOartの塗装は・・・
これは アーテルのオーセンティックモデルですが、
出来は全盛期のオートアートレベル。非常に質が高いです。
下手すれば初期のオートアートを超えています。
オーセンティックは、通常のアーテルの生産ラインとは別で
金型から全てが違いますので、普通のアーテル製品とは全くの別物
日本のカブトムシとヘラクレスオオカブトぐらいの違いがあります。
一部、カマロはもうちょいかな?と思われる作りですが
その他のモデルのレベルは相当高いです。
HIGHWAY61にしても、GMPにしてもエグゾトにしてもCMCにしても
手間暇のかかった重ね塗りで経年によって深みが増し成熟していきます。
特に モパーのビビットカラーは色の再現が難しく、
一般的な塗料でモパーのビビットカラーを再現する事は出来ません。
似たような色は作れても、同じ色にはなりません。非常に難しい色です。
ピンクなので、赤と白を混ぜればできるだろ?と思われる方も
いらっしゃるかもしれませんが、そんな簡単なものではありません。
まずは 単色 ではないですし、
白を混ぜれば色が曇って汚くなります。
白は、混ぜれば色がくすむ非常に厄介な色です。
しかも、サフェーサーの色から普通のモデルとは違いますし、
きちんとした工程で重ねていかないとこのようなビビットカラーには
ならないんです。
それに、もっとも重要な事が、下地が金属である ということで
下地がプラスチック(ABS)では、まずこの色の表現は不可能でしょうし、
仮に出来たとしても、軽くてペラペラな色で深みは全くないでしょう。
そういう意味でも、量産のコンポジットは致命的。
唯一、カーボン技術だけは 職人の魂の結晶 で素晴らしいですが、
ABSは経年で縮む可能性があり、そうなった場合にはチリはズレ、
あの芸術的なカーボンにもシワがよってしまうのは避けられないでしょう。
エグゾトのポルシェなんかは 裏まで金属
重量感の素晴らしい 金属の塊。 かなり重くてニヤケます。
デフの作りも素晴らしく、AUTOartとは比べ物になりません。
こういうモデルは 持って感動 デフの作りに感動 塗装に感動
タイヤを外せる細かい作りに感動 可動部分のしっかり感に感動
感動のオンパレード
ところが
コンポジットは 持ってがっかり 見てがっかり 塗装にがっかり
可動部の カシャの音 と 可動させれば壊れそうなひ弱な作りにがっかり
素材のペラペラ感にがっかり この質でこの金額?にがっかり
もう、がっかりのフルコース
完璧なる精度を身にまとった底知れぬ空虚
中身より箱がよくしゃべる整いすぎた失望
魂の抜けた美しき殻
プロモデラーが丹精込めて作り上げた
プラモデルの1点モノとは価値の次元が違いすぎる。
コンポジットモデルは精密重視でプラスチックにしたそうですが、
精密でいくならイグニッションやBBR等のほうがレベルは断然上でしょう。
そう考えていくと、AUTOartのコンポジットモデルには
欠点を補って余るだけの魅力は感じないです。
あのレベルのモデルに3万も4万も出すのなら、
別のモデルを買います。
今回はコンポジットモデルに高額を払って大失敗しました。
もう二度とコンポジットを買う事はないでしょう。
私の中では AUTOartは終焉
あくまでも 私の中では ですので、
コンポジットに魅力を感じていらっしゃる方は
それで何も問題はないと思います。
なにごとも自分の信念を貫く事は大事ですからね。












