日本のルールや未来はアメリカが決める -9ページ目



水島総
財政均衡論の様なその場限りのね、長い目で見た国とか国民のあり方そのものの哲学が全く無いという感じが私してまして、何の為に分析や予測等があるのかというね。

藤井聡
02:55~
それを理解する為に、何度か申し上げた事ありますけれども、要するに彼らの生態を社会学的に或いは動力学的にですね、もう理解するしかもう仕方がないんです。

これ何を言ってるかっていうと、要するに彼らはもうずーっと18,9歳の頃からですね、そういう世界にいて、で、ドクター論文を取る時にですね、もう教授にガンガンガンガン言われて、そこで論文一本書いてそれが通るか通らないかで彼らの出世とかが全部関係する。

その後もずーっと10年も20年もそこでどんどんどんどん這い上がってですね、それで何人も何人もの同僚の中でようやく1人が助手になったりとかして、そこで勝ち残る為に必死になって戦ってる。要するに完全なバーチャルワールドの中だけで生きてる訳ですよ。

で、そこで、その自分のやってる事がまさか世の中に破壊的影響を及ぼすなんて事全然理解してない善意の塊の人達なんですよ。彼らはだから要するにその中で生きてるだけで、で、すーっとやってきて傍と気付けばですね、僕達みたいな人に「おかしいじゃないか」と言われても、もう認められる事はできない訳ですよ。自分の人生全部否定される様なものですから。

で、しかも自分の周りには自分達と同じ様な人達がいっぱいいるし、しかも彼ら今や学者世界だけではなくて、政界までほぼ言いなりになっている訳ですし、財界まで言いなりになってる訳です。で、傍と外国見れば外国の学者もそう言ってるし、外国の色んな要人まで言ってるし、もうありとあらゆるところで彼らが正しいという事をサポートする様な耳当たりの良い言葉で満ち満ちてる訳ですよ。

ですから、この番組で流れてる様な彼らにとって非常にこう、耳障りの悪いものなので、「なにやってんだよ」ってプチッと消せば終わりな・・・しかもこっちとしたらですね、もうこれぐらいの小さな、見てらっしゃる方に申し訳ないですけど、巨大メディアとかに比べると小さなメディアですから、別にもう潰そうと思えば幾らでも潰せてる訳ですよ。っていう事だと思いますね。






14:20
藤井:「時」いう字がありますと。「時」は無限に続くものでありますけども、その前に「平」と書きますと「平時」。「有」と書きますと「有事」になりますけども、「時」はですね、有事と平時のまだら模様で「時」はあるはずなんですね。ところが平成の構造改革はずーっと平時やと勝手に勘違いして、全ての政治と全ての行政と全てのビジネスをやってしまったんですね。
渡部昇一:全部なんていうか効率でね。
藤井:もう・・・バカじゃないかこの野郎と。何言ってるんだこの野郎と。


18:56
渡部昇一:八ッ場ダムなんか潰す必要無かったですねぇ。
藤井:仰るとおりですね。八ッ場ダムの話をするとですね、東京はですね、物凄い大きな台風がええ塩梅に東京のめちゃめちゃ危ないところに通るとですね、大洪水になってしまうリスクがあるんですね。

で、あのホールインワンみたいなもんでですね、そんなええ塩梅にごっついもんが、ちょっとでも外れると大丈夫ですから、ええ塩梅に来ることってあんまりないんですけど、ええ塩梅に来はったらですね、めちゃめちゃなことになるんですね。で、それはどうなるかというとですね、要するに利根川・荒川等々がですね、決壊してしまう可能性がある。

そうなるとですね、どっちもそれぞれ35兆円ずつぐらいの経済被害が起こると言われてるんですね。35兆円というと今政府がですね、今回の東日本大震災の経済損失が大体25兆ぐらいって、大きくてもそれぐらいなるって言ってるんですけど、それを上回るほどの水害が東京を襲う可能性があるんですね。


23:05
渡部昇一:最悪を想定するのが一番上の人の責任ですからね。
藤井:そうです。有事を考えるというのが、祭り事の全ての前提ですよね。平時だけを考えるというのはこれはもう子供ですから。大人と子供の違いは有事を考える能力があるかどうかが大人と子供の違いな訳ですから。







17:40~
この拉致問題、今仰った先方の国の問題もありますし、そんな事を考えるとですね、これはもう絶対に解決せなあかんと考えないともうちょっと意味がわからないぐらいなのに、やらない。というのは、これやっぱり政権の問題とかありますけども、やっぱり僕・・・あの、前半の問題も含めてですけど、日本国民全体がですね、なんかあるのを知ってる癖に、なんか普通に生活しとる訳ですよ。これがね、もうなんかどういう事やねんっていう風に僕はまず感じるんですね。

これ例えば拉致問題もそうですし、尖閣の問題もそうですし、更に言うと前半で問題になった復興の問題もそうですけども、そういう問題がある時に解決しないといけないってのはある種日本人として生きてる上でのマナーだと思うんです。それをまず忘れる事だけでも申し訳ないと思わないといけないぐらいの話なんです。

で、多分そういう精神構造がどうかっていう人間のなんていいますか、人が人である為のもっとも根幹に関わることで、これアメリカの映画でちょっと引用するのはちょっと悔しいんですけれど、例えばブラックホーク・ダウンとかっていう映画とか、或いはランボーとか、とにかく自分の兵隊が捕虜かなんかで捕まってると。それはもう被害があろうがなかろうが、もうそのそれを5人助けるのにもう500人死のうがなにしようが助けるんだという態度を見せるというのが国家としての基本になってる訳ですよね。

で、それがあるからやっぱり兵士というのは頑張れるし日本国家として誇りも持てるだろうというのがあるけれども、今行われてる議論というのは「いやちょっと刺激すると外交上問題やからちょっとここはあの超法規的にちょっとここはまぁぬるくやっとこうかな」みたいな感じになってるわけですよ。

で、それをするとねなんか人間が人間である基本が溶解、溶け出していく様な事になってると思うんですよ。ですからこの拉致問題とか尖閣問題っていうのは人間が畜生なのか人間なのかの境のうろうろしてるとこで畜生に日本国家がなりはじめてるということの照査じゃないかなと思うんですね。

25:29~
荒木
先程藤井先生が仰った話私も全くその通りだと思うんですが、これ自分のことに引き返してみるとですね、確かにそれを全く知らん顔していたという事、問題は自分自身がそうなんですよ。昭和55年に産経新聞が拉致問題スクープしてあの時から私は拉致のこと知ってましたよ。

で、朝鮮半島問題に関心持ってたんだから本当は自分があの時から、その拉致被害者の救出運動やんなきゃいけなかった。でも自分やりませんでした。それやり始めたっていうのは横田めぐみさんのことがわかった平成9年からです。もう10何年も時間が経っちゃってるわけです。

で、それなんで自分がやらなかったのか?やっぱり1つは要は北朝鮮が怖かったからです。1つは。もう1つはやっぱりあの当時高度成長の時だから楽しかった訳です、自分の青春時代がね。このラクをしてる自分をそのままわざわざ難しい所に持って行きたくなかったっていうのは正直言って自分の考え方だった訳です。

だから今そういう意味で言うと、本当はこんな所でね、偉そうな顔して「拉致問題が」なんて話せる資格は私には無いと思うんですけども、だけども、我々自身が、もちろんだから自分自身がその責任を一切逃れるつもりはありませんが、日本全体がそうだったんだと。いう事をね、その反省はやっぱりわかる人からともかく順番にしていかないとしょうがないんじゃないかと思うんですね。

藤井
おそらく、今、先ほどの話で申し上げたように人間なのか、畜生道なのか人間道なのかの境を日本国家っていうのがうろうろうろうろしてて、その1つのリトマス試験紙みたいな問題で。この問題が、拉致問題があって。

で、人間であるということは、反省をして次から決意をし直す事ができるところに人間の人間たる所以があって、今まで申し訳なかったって謝って、これから変える事だって本来できるわけで、まぁ今年がその年の元年になれば一番良いですけれども、常にそういう風に気持ちを改めてやってくしか、それこそもう僕にしたって震災復興にしても、尖閣の問題にしても、拉致の問題にしても、全部全力を通してやってたかっていうともうやってないですよ。

ただでも、「もう少しこういう風にやったら良かった」っていう反省をして毎日改めてはしに、改めてはしに、常住死身に成りうちはではないですけれども、それをきっと日本国民ってできるはずで、政治というのはそういう事を世論の中で議論しながら、そういう風に徐々に徐々にシステムを変えていって、で、場合によっては法制度も進めながらですね、やってくということが、それを進めるしかもう無い訳ですから・・・

33:11~
その(精神の)メルトダウンの根幹に関係してる非常に重要な議論があって、それはおそらく経済議論、新自由主義だと思うんですね。そもそもあの新自由主義の経済理論っていうのは、数理体型で色々な均衡モデルを説いたりとかして行くわけですけども、国境という概念を入れないんですね、通常。で、国境が無い方があの、全体の社会的構成が向上すると。あの最適解がより良くなって、国境なんて無い方がいいんですよ。

ですから新自由主義というものを本当に頭の先から爪の先まで信用してると、拉致問題なんてなんにも問題でもないし、靖国問題も問題でもないし、その理論中心になんか、「トレードうまい事やってたらうまい事行くや無いか」っていう事を完全に信用してると、今の政権がやってる事になってしまうんですね。

で、ところがその通りにやってしまうと人間は明らかに不幸になるんですよ。絶対に不幸になる。その貧乏になるだけじゃなくて、誇りもなくなりますし、なんかなんなんでしょう、その人間っていうのは別にごはん食べるためだけに生きてる訳じゃなくて何かの誇りが必要だったり、喜びとかあったり、絆が嬉しかったりとかっていう、人間の心の襞っていっぱいあって、その襞のなかの1つにちょっとご飯食べたいとか、ちょっと儲けたいという気持ちもあるだけで、その一部のなんかこう、小脳の一番中心にある、小脳っていうのは動物みたいな、そのなんかアホでも賢いやつでも動物でもなんでもある様な所しかわからん様な利己主義っていうのがあって、それのためだけ、それだけで構成されてれば、新自由主義ってうまくいくはずなんですけど、そうじゃなくて、人間って大脳があって色んな事を思ってて。

で、だから国境が必要だったり、拉致問題も解消したいといけなかったりしてて、で、従ってこの新自由主義的なwave thinking考え方がですね、もうこの国の中で、中央の中で鎮座してる所が大きな問題で、それいつからなのかっていうと、実はこれはあの、90年代前半とかですね、中盤ぐらいからの構造改革とかの行政改革とかの頃から独占禁止法なんかが強くなってきてあの辺りから、アメリカの影響もあって、その辺りから日本人の普通の感覚がですね、新自由主義のなんかこう毒牙によってですね、なんかこう麻痺してきてて、その麻痺が極限にまで位置してるのが平成23年であり、今年度、今年の24年度になっていてて、この新自由主義的なるものと、リアルな人間としての精神の構造との戦いが今ずーっと繰り広げられてて、それがTPPの問題であったり、尖閣の問題であったり、色んな所で出てきてて、一番中心にあるのがこの、なんていうんでしょう、その一番思想的な所の人間とはなんなのかという事についての世界観の戦いを勝つことができるかどうかにかかってるんじゃないかなと・・・

37:41~
(加瀬)先生仰ったように国家のあり方というのと人間の精神のあり方って全く一緒なんですよね。これは一番古くいうとですね、プラトンの「対話篇国家」という本が、あの本は日本語だと1000ページぐらいですけど、あの本はどういう事を書いてあるかというと、元々正しく生きる為にはどうしたらいいか、人間の正義を考えようというところから彼は話を始めるんですけど、人間の精神って小さいのでちょっとこれを拡大したものを対象に議論をしようということで、人間と全く同じものなので国家の話をしようっていって、国家の話をあと900ページぐらいずっと議論するわけですよ。

従って国家の話を議論する事をやめてしまうというのは人間の人間たる所以をやめてしまう事とおんなじ事であるという事が、プラトンが暗示してるような事なんですよ。ところが戦後日本の戦後レジームの中では国家を語る事が恥ずかしいとなると、これはもう人間畜生化作戦ですよ完全に。戦後66~7年かけてですね、人間が人間だったものをどんどんどんどん畜生道に入れよう入れようとしてきた様な歴史じゃないかなとすら解釈できるんじゃないかなと。

石平
プラトンが考えるのは国家というのはまさに頭ですわね。頭の部分です。経済はせいぜいお尻の部分。戦後の日本は頭無くてお尻が上・・・

藤井
そういうのが畜生っていう・・・本当に恥ずかしい。

52:10~
今、日本がおかしくなってきてるのは先程新自由主義と理論的なとこの、経済理論でおかしくなってきたという事を申し上げましたけど、もう少し政治的な用語で言うと構造改革派というものが自民党の、まぁ後期の頃からかなり、90年代から出てきて、それが民主党に繋がっておかしくなってきたというのがあると。

で、それと対応するもの、これ一言で言うと保守勢力と構造改革をきちんと再編をしてやっていかないといけないというのが、平成24年の重要な対立軸だと思うんですけど、この保守系っていうのがなんなのかっていう事を、スローガンを色々と考えてたんですけど、これね、なんかもう絶対に世論には認められないと思いますけど、要するに一言で言うと「富国強兵」なんですよ。

国を富ませて、今加瀬先生が仰った様に、もう強兵もするんですよ。そうすると、もうTPPなんか入らないで軍事は軍事で考えようっていう事にもなるでしょうし、色んな軍備もあればですね、拉致被害者の問題も前に進むでしょうし、尖閣の問題も前に進むでしょうし、色んなものが良い方向にここで議論してるのが全部前に進むんですね。

ですからあっさりとですね、理論的には富国と強兵をやるんだと、いう事を精神の中で思って、公約の時にそれを言うと勝てるとは到底思えないので、あの「強くしなやかな国」とかですね、そういう色んな言い方はあると思いますけども、基本的には思想的には構造改革の思想と、富国強兵で日本国民がちゃんと豊かに強くなって、これ富国強兵というのは外人を悪くやっつけるために富国強兵する為じゃなくて、外人を助けるために富国強兵なんだぐらいの話を考えればいいと思うんですよね。


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