こんにちはヒツジ



今回は約1年ほど前から

オンラインパーソナルを受けてくださっている

Sさんの変化をお伝えしていきたいと思います。



専門的な言葉もたくさん使いますので、

一般の方には少し難しいと思います真顔



お身体にご興味のある方や勉強中、

または症状などが当てはまる方にも

参考になれば幸いです。



まずオンラインを始めるにあたって

何をするのか?

ということですが、



初回のレッスンまでに

カウンセリングシートを送り

ご記入してもらいます。


既往歴、症状や気になるところ、

運動歴や現在の運動習慣や頻度、

目標などを主にお聴きします。



初回のレッスンはそれを元に姿勢評価などに当てはめて、お身体の今の状態などを確認していきます。



Sさんの主訴は


・右足首の痛み


・足底腱膜炎、それによる踵の痛み


・慢性的な腰痛


・右股関節前部の詰まり感


・左の首から肩にかけての張り、痛み



姿勢評価は静的な評価と

屈曲・伸展・側屈・回旋の動きをしてもらいました。


姿勢評価はあくまで立ち姿勢のときであり

レッスン中の動きには特に注目します。




エクササイズ中での代償動作や

何気ない動きの中での繰り返す癖、

姿勢を変化させるときの痛みなどを確認したり、

静止しているときの姿勢と繋げて見ていきます。




痛みや気になるところ局部だけを見るのではなく、運動連鎖で起きる全体の問題を見ていくことが大切です。



生きていれば、ずっと静止していることはありませんからねにっこり



さて

Sさんには下記の見立てをしました。



・立位での右足過回内、いわゆるオーバープロネーション、外反足

(実は左も回内していますが、右足関節が特にその状態が強い)


→舟状骨粗面が過剰に突出していて靭帯や軟部組織にもストレスがかかっているのでは?


→足の外反により足関節の底背屈がうまくできず、足底腱膜への過剰な負担がかかり炎症しているのでは?


・右脚だけX脚ぎみにみえる

→足関節が外反していることで、脛骨の外旋が過剰、股関節の内旋を伴い股関節の詰まりや違和感を感じているのでは?


→骨盤のマルアライメント(特に寛骨の左右差)

によって左腰部痛、左首から肩にかけての張り感を感じるのでは?


(痛みがピンポイントで指し示す感じではなく広範囲での痛み、夜間痛などないことから非特異的腰痛と判断)




初見である程度大まかなの見立てをし、

Sさんの目標やゴール設定である


『身体の機能を上げたい。身体の使い方を理解して使えるようになりたい』


というところを目指してレッスンをスタートさせました。




このように

目標や目的によってどのような運動やエクササイズをするか選択していくかを決めていくのですが、

Sさんのように身体の機能改善や動作学習、

それらを自分で理解したいという場合は

ピラティスはぴったりだと思います。



また、ピラティスだけでは補えない部分や

今回はオンラインのみのレッスンですので

セルフケアをしていただくことで

自分の細部に意識を向け、

機能低下によって鈍感になってしまった部分の感覚を養っていくということにも取り組んでもらいました。



ご自身で取り組んでいただくことが、

感覚の変化や身体の理解を深めると私は思っています。




今回はこのようにレッスンを進めていきますというひとつの例になります。



クライアントの目標によっては

ここまで詳しく説明することはありませんが、

それでもなぜ今の状態になっているのか?ということは私が分かる範囲でお伝えし、

根本的な改善や痛みの緩和に繋がるようにしていきます。




オンラインでの良さも自分がレッスンを受けてみたり、受けてもらったりすることでわかったこともありますので、合わせてお伝えできたらと思います花



オンラインってどうなの??と

躊躇している方のご参考になれば良いなと思っています。



次回からは更にSさんのレッスンを足部、骨盤、呼吸など数回にわけて詳しくお伝えします。





お身体に興味のある方、

身体の勉強をしている方はぜひ続けて読んでいただけたら幸いですラブラブ





記事についてのご感想などコメントいただけたら嬉しいですにっこり飛び出すハートキューン






オンラインレッスンの様子