こんばんはお月様



水泳教室でお伝えしたことを

ここでもシェアしたいと思いますにっこり





私のクラスは

初心者〜4種目習得を対象にしたクラスです。

 


中にはマスターズを目標にしたり

こことは別のレベルが上のクラスに通っている方もいらっしゃいます。


そういう方は基本を見直したり、

細かく詳しく泳ぎの説明を聞きたいという方たちです。




最近ではターンの練習をしているのですが、


クイックターンはもちろん

どのターンの後にでも息苦しくて

口や鼻に水が入ってしまったり、

すぐに呼吸をしてしまう、


という方がチラホラいらっしゃいました。



この原因はテクニック的な問題を除いては

普段呼吸が正しく行えていない、

ということだと思っています。




これはターンに限ったことではなく


メニュー自体はそこまででないのに

今日は息苦しさやダルさ、

調子の悪さを自覚している方にも

原因は共通しています。



テクニックの習得はクリアしていても

調子の悪さ

ターン後の息苦しさは

安静時の呼吸が浅いと考えられます。



呼吸が浅いとは

呼吸数が多くなるということです。



呼吸数が多くなる原因には


ストレスによる自律神経の乱れ


食生活の乱れ 


長時間のパソコンやスマホ、ゲームの使用


姿勢の悪さ


いつも同じパターンの生活


座りっぱなしの時間が長い




などがあげられます。



自覚症状としては



寝ている時いびきをかく


なんとなくやる気が出ない、だるい


これから練習なのにあくびやため息が出る


泳いでも肩の調子が悪い


すぐに呼吸が苦しくなる


首・肩・鎖骨、背中の張りや痛みなどを感じる


風邪っぽい、風邪を繰り返しレッスンを休みがち


水に乗っている感じがしない



そんなときは

呼吸の浅さを疑うと良いかもしれません。



なぜこんなことが起きるのか?


呼吸の役割は体や脳へ酸素を供給することです。


呼吸が浅くなると

脳への酸素供給量が低下し、正常に働かない。


努力時呼吸に働くべき首や肩周りの筋肉が安静時にも働く。


交感神経が優位になることで身体の過緊張が起こる。疲れが取れない。


副交感神経の働きが弱まり寝てもなかなか回復しない


横隔膜の働きが低下し、呼吸が浅く速くなる。


ストレス耐性が低下して、やる気が起きない、ネガティブな思考になる。



そんな風に連鎖的に

様々な心身への不調へとつながっていってしまいます。




冒頭のターンの問題に関しても


呼吸が多いことでひと呼吸の長さが短く

吐く息が足りなくなることで

水が鼻や口に入ったり


すぐに息を吸いたくなり、

またそれも苦しさの原因になると思います。


息が吐けないということ自体問題です。

  



また横隔膜や肋間筋の働きが悪くなることで

肋骨の可動性も低下しますから、

肋骨の上に乗っている肩甲骨(肩甲胸郭関節の )の動きも悪くなり、

肩の調子やダイナミックな動きができなくなるわけです。



ですから

その日1日の呼吸の浅さは

しっかりその日にリセットし、


呼吸のエラーが常態化しないように

していきたいですね。



呼吸のエラーの改善ポイントは


クローバー姿勢の改善


クローバー座りっぱなしや同じパターンの生活に変化を


クローバー長時間パソコンの使用や座りっぱなしの一日だった場合には、呼吸エクササイズをしてからトレーニングや練習をする



たかが呼吸、されど呼吸


1日に2万回ほどする呼吸ですから

エラーが起こるとパフォーマンスが上がらないのは当たり前。


死ぬその瞬間まで呼吸だけはしていくわけですから、今すぐ改善に取り掛かりましょうにっこり



呼吸については過去の記事にも紹介していますのでぜひご覧ください音譜




記事についてのご感想などコメントいただけたら嬉しいですニコニコ飛び出すハートキューン







記事には関係ないですが、足には一番多くの骨があります。足の操作は全身にも大きな影響を与えます驚き知れば知るほど奥深いです