過去に呼吸の大切さについてお伝えしてきました。



呼吸エクササイズとは、

他の筋力トレーニングとは全く異なり

その目的は体の緊張を取ることにあります。




スポーツをしている人なら

脱力やリラックスがどれほど難しいか

ご存知かと思います。



力んでやるパフォーマンスに

良いものはありません。




適度なリラックスと脱力が

自然な身体の操作を生み

本来持っている力を爆発的に発揮できるのです。




どんなに筋トレやトレーニングをしても

運動中や日常でその力を発揮できるかは

それとイコールではありません。




姿勢や歩き方などの基本となるものは

正しい呼吸と深い関わりがあり、

その先にスポーツのパフォーマンスだけでなく

慢性的な疲れや痛みの解消に繋がります。




1日約二万回以上する呼吸が

正しく行われないことで起こる不調は多岐にわたります。



筋トレで胸筋や背筋を鍛えている人や

運動不足の人

ストレスの多い人などは

横隔膜がほとんど動かず、

常に過度な緊張状態にあります。





体を鍛えている人を思い浮かべてください。




何となく胸を張って身体が反り返っている感じがしませんか?




こういう人たちのほとんどは

吸気(息を吸う)が優位になり

吐けない状態が慢性化しています。



緊張状態が続くことで


・姿勢が悪くなる

・交感神経が優位になり、身体が休めない

・体の疲れが取れない

・肩こりや腰痛が慢性化する

・頭痛が起こりやすい

・重心移動がスムーズにできない

・よく眠れない

・免疫機能が低下し、風邪をひきやすくやる

・運動パフォーマンスの低下



などなど、息が吐けないことで沢山の体の不調が起きやすくなります。



酸素が細胞に届くためには

血中の結合したヘモグロビンと酸素を

離す必要があるのです。


適切な二酸化炭素が必要ということです。




ですから、

沢山息を吸って酸素を取り込む=細胞に酸素が届くというわけではないのです。



呼吸が浅いからと言って

深呼吸をして息を沢山吸うのは逆効果です。



呼吸エクササイズの目的は

しっかり息を吐けるようになり

その時々の状況に合わせて最適な呼吸を選択できるようになることです。





しっかり長い呼吸ができるようにすること。

エクササイズ中はしっかり呼吸に集中し

動きや体にも意識を向けて行うことが大切です。



体の不調全ては体の緊張と言っていいほど

体の無駄な力が常に体に負担をかけ、

痛みや不調を招きます。





緊張を解く鍵は『呼吸』。


おぼえておいてくださいねにっこり





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