はじめに
春といえば、花粉だけでなく、大陸からの黄砂も気になります。洗濯物や外出のタイミングを考えるためにも、最新の黄砂情報を把握しておくことは大切です。
そこで当記事では、黄砂の飛散量を調べることができる3つのサイトの使い方について解説します。
1:「黄砂情報(実況図)」(気象庁)
気象庁の「黄砂情報(実況図)」
では、その日の図の更新時間までの間に、黄砂の観測を通報した地点や、どの地点で視程が悪くなっていたのかを確かめられます。
当日だけでなく過去1週間分の黄砂状況を調べることができるので、だいたいの動きを予測できるところが特徴です。
黄砂が観測されている地点の視程(大気の混濁の程度を表す量)は、4段階に色わけされています。黄砂が観測されていない地点は、観測なしを表す白丸で表示されます。
「黄砂情報(実況図)」では、過去1週間分の黄砂の観測情報を調べることができます。
2:「環境省黄砂飛来情報」(ライダー黄砂観測データ提供ページ)
「環境省黄砂飛来情報」
は、レーザー光を用いたレーダー(ライダー)で、上空を通過する黄砂をリアルタイムで計測した結果を示してします。
目で見ただけでは判らない黄砂と黄砂以外の粒子状物質(例えば、大気汚染物質)を区別して計測しているという特徴があります。
地図上に表示される円柱の高さで黄砂の量が表されているので、大変わかりやすいです。
また、円柱をクリックすると、その地点での上空6kmまでの黄砂の分布状況がわかります。
地点名をクリックすると、その地点での時間ごと・日ごとの黄砂量変化を調べられます。
円柱の下に、マスクをしたパンダマークがついていると、地表付近で黄砂濃度が高くなっている可能性があります。
3:「黄砂情報(予測図)」(気象庁)
気象庁の「黄砂情報(予測図)」
では、地表付近の黄砂濃度や大気中の黄砂の総量の分布を、黄砂の数値予測モデルで計算したものが00、03、06、09、12、15、18、21時の3時間ごとの最新の分布を見ることができます。
つまり、黄砂の濃度や総量などもチェックできるのです。
地表付近か大気中かは、プルダウンメニューで切り替えることができます。
おわりに
いかがでしょう。黄砂の飛散量を調べることができる3つのサイトの使い方についてご理解いただけたでしょうか。
3つのサイトをうまく活用して、ぜひ黄砂の飛散量を把握してくださいね。