全国規模の協会設立をめざしたバンケット12社は
同じ思い、志のある企業に参加を呼びかけていきます。
まだ若かった社長もフットワーク軽く全国を駆け回りました。
「オレと㈱東京バンケットプロデュースの浮島さん、いう人と二人で
北海道から九州まで片っ端からコンパニオン会社を訪ね歩いて
協会入って一緒にがんばろうや、て言って回ったんや。
オレもたいがい口うまい、思うねんけど
浮島さんはオレに輪をかけてうまーてな。
最初は話半分で聞いてた人もどんどん引き込まれていくねん。
ほんで東京戻ったら銀座とかよー連れて行ってもらったけど
あの人、財布に5000円札束にして入れてて、
流しの人や席についてくれた女の子に
チップや、てさっと配りはるねん。
ほんま、ほんまに浮島さんは魅力的で粋な人やった
亡くなるの早いねん・・・・」
浮島様と二人、協会設立のため日本中を駆け回ったことは
一番の思い出のようです
(浮島様と社長)
そうして準備から2年後の1984年
とうとう日本初
全国のパーティコンパニオン会社で形成された
「日本バンケット・プロデュース協会」が設立されました。
(第1回総会/東京)
その前から活動していた「近畿パーティサービス業協会」は
「日本バンケット・プロデュース協会 阪神支部」として統合されます。
これが現在の「日本バンケット事業協同組合阪神支部」の前身です。
(阪神支部15周年・大阪)
レセプタントという職種の確立
そして職業としての認知を大きな目的とし
パーティに必要とされる
場所・飲食・接遇サービス
我々はこの「接遇サービス」の責務を負うという自負を持ち
そのために努力し続ける企業であり、その集まりである
この考えに共感した企業が次々に参加し
設立から12年後、協会は150社ほどの大きな団体となりました。