『太陽工場の歌』
詞曲:岩田祐明
1
相川の工場の頃は
何もかもが楽しかったと
振り返るのもこれで
何度目になるだろう
相川の工場の頃は
何もかもが楽しかったと
振り返るのもこれで
何度目になるだろう
神崎川の並木を酔いどれ気分で歩き
桜の歌なんかを歌ったりしただろう
桜の歌なんかを歌ったりしただろう
汗にまみれて数字(かず)に追われ
それでも笑えていた
それでも笑えていた
触れ合えることが
それ以上に愛おしくて
それ以上に愛おしくて
阪急電車の高架に沿って
地元まで歩いて帰ったことなんかも
地元まで歩いて帰ったことなんかも
歌と酒と 限られた仲間と
少しばかり煩わしいあの仕事が好きだった
少しばかり煩わしいあの仕事が好きだった
折れることなく支え合った
一つ桜木の真下
涙も汗も 何一つ偽ることなく
真っ直ぐに真っ直ぐに 歩き続ける
太陽の名前を背負いながら
一つ桜木の真下
涙も汗も 何一つ偽ることなく
真っ直ぐに真っ直ぐに 歩き続ける
太陽の名前を背負いながら
2
本気になりすぎた余り
味わった虚しさに
酔っても拭い切れない
後悔などもあった
本気になりすぎた余り
味わった虚しさに
酔っても拭い切れない
後悔などもあった
路上の歌い人の乾いた音に寄り添って
何時間も思い耽る歩道橋の片隅で
何時間も思い耽る歩道橋の片隅で
次の春は何処で迎えるだろう
あの歌声は何処まで運ばれて行くだろう
あの歌声は何処まで運ばれて行くだろう
折れることなく支え合った
一つ桜木の真下
涙も汗も 何一つ偽ることなく
真っ直ぐに真っ直ぐに 歩き続ける
一つ桜木の真下
涙も汗も 何一つ偽ることなく
真っ直ぐに真っ直ぐに 歩き続ける
太陽の名前を背負いながら
真っ直ぐに真っ直ぐに 止まらずに
太陽のように 灯りを絶やさずに
真っ直ぐに真っ直ぐに 歩き続ける
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