建築業界の将来について。
このブログを毎日読んでくれている方にとっては
既に周知の事実だと思うのですが、日本の建築業界
は明るくない。むしろ暗いです。
建設業は日本のGDPの10%を占めるほどの巨大な産業。
国内の業者は50万社程度あるとのこと。
そのほとんどが施工を請け負う工事会社です。
工事会社の代表格といえばスーパーゼネコンと
呼ばれている5社があります。
「鹿島 竹中 清水 大林 大成」 ですね。
建設業界は巨大なピラミッド構造で成り立っています。
極端に言えばこのトップ5社の売上がその傘下に下る
その他50万社の売上に直接影響を与えてしまうのです。
それではこの5社の売上推移を見てみる。
平成9年 → 平成23年 減少率
清水建設 :1,756,893 → 1,336,194 ▲24%
大成建設 :1,830,598 → 1,323,503 ▲27%
大林組 :1,487,495 → 1,245,772 ▲16%
鹿島 :1,938,933 → 1,457,754 ▲25%
竹中工務店:1,532,546 → 976,612 ▲36%
予想通りの結果です。
日本を代表するトップ5が軒並み売上減少。
建築業界全体の勢いが衰えているのは数値が物語っています。
そもそも建築業は国の経済状況や人口と密接に関わってきます。
完全なる内需産業なのです。
国の勢いが弱まればそれに連動して建築業界も衰えます。
人口が減り、企業の海外移転が進み、国力が弱まり続ける
この国で建築業界が成長することはまずありません。
単にお金儲けという視点では建築は選ぶべきではないのです。
現に利益率は圧倒的に低い業界です。
もちろん賃金も低い。その上労働時間は圧倒的に長い。
でも建築はやっぱり面白い。
自分の思考を建物というリアルな物体に変換していくこと。
竣工した時の喜び、
「自分が設計した!」
「自分が建てた!」
と言える優越感。
コレはお金では決して買うことができない特別なもの。
このため僕は建築を続けているのだと思う。
しかし好きなことをして安心して暮らせるほど
今の日本という国は豊かではないのは事実。
でも最初から諦めてはいけない。
経済的自由を手に入れて好きな仕事に没頭するライフスタイル。
僕はそんな生活に憧れるし、ITという次世代の武器を駆使すれば
それは達成できると思うのです。