コルビジェの国立西洋美術館における意図 | 内装工事価格、建築工事価格を適正に!見積り比較で業界改革を計る一級建築士のブログ

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コルビジェのこの美術館における意図とは
どの様なものだったのか。

戦後わずか十数年という、ようやく復興の兆しが
見えはじめていた時期の日本、上野という場所の特性

松方コレクションこれら踏まえてコルビジェはこの
美術館を作ることで何を解決し提起したかったのだろうか。




コルビジェは建築家として頭角を現しはじめた1930年
から晩年にかけて幾つかの美術館のプロジェクトを提案をしている。

しかし、その中で実現化されたものの数は少なくない。

また、全ての案には共通して展示室が美術品の増殖に
対応して螺旋状に増えていく考えが取り入れてられている。

国立西洋美術館も例外ではない。

吹き抜けを中心としたロの字型の平面は
この美術館の特徴を性格づけている。

展示室の経路をロの字型に回遊させ、必要があれば
四方向に増殖し美術館を無限に増殖させるといった考え方だ。

しかしそもそもこの美術館は松方コレクションという
限られた数の美術品を納めるために計画されたもので

それ以上の展示室を設ける必要はないはずだ。




コルビジェが螺旋状に増殖する美術館に固執した理由はいったい何だったのだろうか。




この「無限に成長する美術館」の構想はまず、1929年から
1930年頃、ムンダネウム(ジュネーブ)に計画された。

文化センターの美術館で原理的に示されている。

ここでは展示室が四角い螺旋状に延びていき
中心に近づくにつれて高さが増す。

必要があれば四方向に増築し、
美術館を無限に増殖されることが可能で

ピラミッドのような形態が建物の外形に直接現れている。




「この建物にはファサードがありません。訪問者は決してファサードを見ることはありません。ただ美術館の内部を見るだけです。人々は地下道を通って美術館の中央から入ります…。左か右の斜路を選び、最初の階のプラットフォームの上に出る。彼は四角い螺旋の遊歩道に踏み込み2500mの歩道を辿ってこのモニュメントの頂点へと導かれる。規模が大きくなればその距離は9000mにも達する。」




この案の中でコルビジェは螺旋に延びる美術館という考え
に終止している。それが外観にどの様な影響を及ぼそうと。

壁面にはいくつかの裂け目が設けられていて見学者は
定められたコースから外れて異なる方向へと歩くことができる。

それはまるで美術品という風景の中を通る
遊歩道を散策するかのイメージだ。




このムンダネウムでは諸外国の文化を比較対象する世界センター
諸外国の平和的協力のための参考資料情報研究機関が計画された。

コルビジェはこの地区を神話のアクロポリスの丘
のような聖なる場所と位置づけている。

それは東京の下町を高台から見下ろすことができる
上野公園とう立地と類似している。

コルビジェはこの敷地を訪れた時、まさにこの場所こそ
文化センターとしてふさわし場所だと思ったに違いない。



続く…