あの「東日本大震災」から16か月を間近にした7/7・8に、岩手県宮古市で「鎮魂の祈り」と銘打ったイベントが

開催されました。この舞台と成ったのは宮古湾の西にある浄土ヶ浜でした。

流紋岩からなる乳白色の岩塊群と、アカマツを中心にした緑、そして青い海が描くコントラストは、「さながら浄土

のごとし」と言われている名勝地であります。今年1月には「美しい形状や色彩が際立ち、江戸時代の紀行文など

で、自然が造り出した『浄土』の光景として広く紹介されているーなど価値が高い」として、文化庁から名勝に指定

されました。1955(昭和30)年に国立公園に指定された久慈市から気仙沼市まで180㌔にわたる陸中海岸の

ほぼ中央に位置するのが浄土ヶ浜なのです。

ここには岩手県北自動車・観光船事業部の観光船3隻が就航して居ましたが、あの東日本大震災の津波で、坂本

繁行船長が、引き波を見て大津波を察知、沖に避難して難を逃れた「第16陸中丸」1隻のみが現在も就航しています。


こうした風光明媚な場所で開催されたのが「鎮魂の祈り」でした。

地元の若者たちが中心に成った実行委員会が「東日本大震災で亡くなられた方々の供養のために」と4月から準備し

て今回の開催に漕ぎ付けました。

雨模様の中、屋根付きの舞台では、平泉の世界遺産「毛越寺」の延年舞の「老女」「若女禰宜」が、ライトアップされた浄

土ヶ浜の乳白色の岩塊群をバックに厳かに舞われ、会場は幻想的な世界が造りだされたと岩手日報は報じています。


灯篭流しなども併せて行はれましたが、その頃には雨も上がってホッとしたと、知人のⅠさんもメールで教えてくれました。

海上にも沢山の灯りが点き、そのバックには、昨秋の新選組全国サミットでも見掛けた夢灯り「あしたに行こう」の文字も

浮かび上がって居ます。


そして、もう一つ、アメンバーの「月の船頭」さんが、石巻の叔母様の所に切り絵を送るのだが、宮古とかにもとブログで

書いて居られ、前記Ⅰさんを紹介させて頂きました。先月末前には現地に送って下さいました。きっと心を込めて創って

下さった切り絵が、亡くなった方を慰めたと思い、この場からですが、心よりお礼を申し上げます。

16か月という時間は経過しましたが、多分まだまだの状態の中で頑張って居られる、被災者・改め「復興者」の皆様の

為に、、Team Japan みんなで自分の出来る方法で支えあって行きたいものですネ。


          最後に成って仕舞いましたが「亡く成られた皆様のご冥福をお祈り致
          します。皆様方の残されたご家族は、みんなでお支えして参ります。