(5/29「心疾患とRDW…」のつづき)
注文した本が届きました(^^♪
とても気になっていた論文は
2017年に改訂された
「心不全診療ガイドライン2018」
などを参考文献に
2019年の4月、循環器センターの
Drが書いたものでした
論文名は
『心不全診療における
赤血球粒度分布幅(RDW)の有用性』
( ̄д ̄)?心不全診療??
よくよく考えたら
”心不全”ってよく耳にするけど
単語しか知らなかった(ノД`)・゜・。
それで、調べてビックリ!
なんと!
”心不全”は…
病名じゃないΣ(・ω・ノ)ノ!
(無知すぎて論文に入っていけない)
( ̄д ̄)じゃあナニ?
”心不全”とは
心臓のポンプ機能が低下して
必要とする血液を十分に
全身の臓器へ送り出せなくなった
『状態』の事らしい…
そして、心不全の原因疾患は
急性のもの、慢性のものも含めて
3つに分類されるらしい…
①心筋の異常による心不全
(虚血性心疾患、心筋症、etc)
②血行動態の異常による心不全
(高血圧、弁膜症、etc)
③不整脈による心不全
(頻脈性、徐脈性)
( ̄д ̄)なるほど
こうして見ると”心不全”は
病名でなく、包括的な”概念”というのが
よく分かりました(やっと)
無知極まりない私は
心不全に”慢性”があるのを
今ごろ知りました(^-^;
そして、「慢性心不全」になる
原因疾患のひとつが
『高血圧』だという事も…と同時に
一番発生頻度が高いという
さらなる真実を知りビビッた
( ̄д ̄)え!
(やっと論文に入ります)
論文には
『心不全の原因疾患は心筋梗塞や
弁膜症、また高血圧などによる
慢性的な負荷でも起こりうる…』
と、書かれていました
( ̄д ̄)マジか
このような
急性・慢性心不全の分類と診断が
論文の表題の『心不全診療』で
2017年に改訂された
ガイドラインには
『心不全の発症や予後の予測は
非常に重要なものと考えられる』
と定義されています
この”心不全の発症”や
”心不全の予後予測”について
近年の研究で、血液検査の
『赤血球粒度分布幅』をあらわす
RDW(CV)の”高値と関連している”
という報告がされていて
2015年~2018年に発表された
それらの文献を検討し
論文にまとめられていました
その結果…
『RDW(CV)の高値は
心不全発症のリスクである』
『RDW(CV)の高値は
心不全発症後の予後予測にも
有意に関連している』
『予後予測に関しては
RDW(CV)の高値は
貧血やヘモグロビンとの相関と
独立した関連を持っている』
…という結論でした
( ̄д ̄)わおー
予後とRDWの部分は
ブログにしてないけれど
それらも含めて、論文の最後に
RDW(CV)は
患者が改善しているかの指標に
なりうるものであり
貧血の有無にかかわらず
注目すべき指標であると考えられる
…と書かれ、締めくくられていました
私は、高血圧で降圧薬を
毎日飲んでいるので
慢性心不全という存在が
これからとても気になります(^-^;
それと、RDW(CV)の有用性も…
※論文は、CVを省略してRDWと表記しています
さいごまで読んでくれて、ありがとうございました!(*'ω'*)/♡♡~♡~
【ふろく】
ももちゃん元気です♡