2020年5月6日(水)

 

「骨シンチ」の結果まで、あと2日

勝手に”骨”をシリーズ化しまして

今回は、続編になります<(_ _)>

 

(1)では、”骨”と向き合ったので

(2)では、”骨転移”を中心に

理解を深めておこうと思います

 

まず、おさらいから…

 

”骨”の役割は、5つあります

1.体をささえる

2.運動の起点(体を動かす)

3.脳や内臓などを保護する

4.血液をつくる

5.カルシウムの貯蔵

 

”骨転移”とは、がん細胞が

リンパ液や血液と一緒に

骨へたどり着き”増殖する事”で

そのまま放置させてしまうと

生活の質QOLを大きく

低下させる要因になるので

注意が必要です

 

…ここからは

 

”骨転移”について

掘り下げていきます(^^♪

 

”骨転移”があたえる影響

・痛み

・脊髄圧迫(手足のしびれ・麻痺)

・脳や内臓機能への影響

・血液の生産能力の低下

・骨が弱くなる(骨折)

 

…これらのことから

 

骨転移の症状として

『痛み』や『骨折』はよく知られて

いますが、その他にも

からだ全身に影響をおよぼし

出てくる症状もあります

 

『高カルシウム血症』

骨が破壊されると

骨のカルシウムが血液中に

漏れ出てしまい、血液内の

カルシウム濃度が高くなります

その結果、のどが渇く、吐き気

食欲不振、尿の量が多い

便秘などの症状が出現します

 

『がんの活性化』

骨に蓄えられている栄養を

吸収して、がん細胞は更に

活性化する可能性があります

 

『寝たきりの可能性』

特に高齢者さんでは、肺炎や

膀胱炎・尿道炎(尿路感染症)

認知症、関節が固くなるなど

合併症を併発しやすくなります

 

…これらを防ぐには

 

早期発見、早期治療です!

 

骨転移の分類

がん細胞が骨に住み着いた後の

『骨の反応』により、骨転移は

大きく”3種類”に分類されます

 

①溶骨型転移

②造骨型転移…少ない

③混合型転移…多い

 

①~③の分類によって

起こりやすい症状や治療法が

異なってきます…

 

①溶骨型転移

…転移部の骨が溶けるタイプ

レントゲンやCTで

病巣部が”黒”く写ります

骨強度が低下し骨折を起こしやすい

※通常では骨折しない骨折を

”病的骨折”と言います

がん治療をしないと改善しません

 

②造血型転移

…骨をつくるタイプ

つくられた骨は異常な骨組織です

レントゲンやCTで

病巣部が”白”く写ります

病的な骨折は少ないのですが

骨痛の訴えが多くなります

 

③混合型転移

…①と②が混在しているタイプ

実際には純粋なタイプは少なくて

混合型が多いと言われています

 

がん別には…

 

がん腫→骨転移のタイプ

乳がん→混合型・溶骨型

大腸癌→混合型・溶骨型

肺がん→溶骨型・混合型

胃がん→造骨型・混合型

前立腺→造骨型

腎がん→溶骨型

 

”骨転移”には、性質の違う

3タイプがあることを知りました

また、がんの種類ごとに

骨転移の仕方に特徴がある

ことも知りましたΣ(・ω・ノ)ノヘー!

 

だからかぁ骨の代謝を撮影した

「骨シンチ」の写り具合が

それぞれ違ってるのはΣ(゚Д゚)!

 

あ、話がずれた…

 

骨転移の治療には

『薬物療法』、『放射線治療』

『手術』があります

また、治療中や治療後に

リハビリテーションを

組み合わせたりすれば

寝たきりを防ぎ、生活の質の

維持が可能になります

 

いろいろな面で

負担を少なくするためにも

定期的に通院し、何かあった時は

我慢しないで早めに診察を

受けるようにしましょう

 

半年放置している

私が言うのも何ですが…

 

…やはり

 

早期発見、早期治療です!

 

さいごまで読んでくれて、ありがとうございました!(*'ω'*)/♡♡~♡~