【個性の範囲】 幼きころ 

 

 

もともとジュンは個性がありました

 

でも、私もそのたぐいでした

 

気付いた時から「感受性が強い」と

言われてきました…

 

…と言っても

自分の事は見当が付かず

どの程度かよく分からないけれど

 

私が年長の時、母は”さくらんぼ”という

保育園の役員をやり、その集まりが

”珈珈”という喫茶店であった時に

私もついて行って、そこで初めて

”フルーツワッフル”を食べたら

衝撃的な美味しさだったので

「おいしい」と言おうとしたら

「この子は感受性が強くて…」

と、母が私の事を話していました

 

”感受性”という言葉は

前にも家の電話で話しているのを

聞いた事がありました…

 

そして、あとになって

「チコは個性がある」と母と

話しているとよく言われました…

 

「感受性が強い」という言い方は

私には、しないんだね…

 

まだそう思ってる?

 

自分がそんなだったので

 

ジュンを見ていて「個性があるなぁ」と

感じはしても、それ止まりでした

 

範囲”内”の個性でした…

 

…でも

 

1才で中途入園した保育園では

ジュンの個性に驚いたようで

イイも悪いも全部ひっくるめ

『ビックリ話』として

夕方のお迎えのときに

先生が私に報告してくれました

 

でも…

 

だからと言って私は

深く考えず、それ止まりでした

 

今思えば…

 

先生たちから言われた

『ビックリ話』をそのままにせず

個性の範囲”外”として

先を見据えるべきだったかも

しれない…

 

 

小学校へ入学して2ヵ月

 

6才のジュンを目の前に

そう感じました…

 

さいごまで読んでくれて、ありがとうございました<(_ _)>