こんにちは。
今回のテーマは「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業」です。

「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業」は、都心最大級の延床面積約110万㎡の開発プロジェクトであり、

約16haの日比谷公園とつながるとともに、

北地区・中地区・南地区の３つの地区で構成し、

オフィスや商業施設、ホテル、住宅機能等を備える予定です。

この再開発事業の特徴は、CO2 排出量実質ゼロの実現に向けた取組みを進めているところです。

この取組みの一環として、積水化学工業株式会社が開発したフィルム型ペロブスカイト太陽電池（以下、PSC）を、

本事業で建設予定の建物（サウスタワー）の外壁側内部に設置し、都心部におけるエネルギー創出の最大化およびエネルギーの地産地消の促進に取組んでいます。

従来の太陽電池（以下、PV）は耐荷重や風圧への対応、高額な更新コストなどの課題があり高層ビルなどでの設置が進んでいませんでしたが、今般、次世代の太陽電池であるPSCの「薄い」「軽い」「曲げられる」などの特徴を活かした新たな設置方法を考案したことにより、技術的・経済的な課題を解決できる見込みとなりました。

サウスタワーでのPVの発電容量は定格で1,000kW超を計画しており、実現すると世界初の「PSC によるメガソーラー発電機能を実装した高層ビル」となる予定です。

この取組みは、これまでPV設置が限定的であった都心部において、PV利用の可能性を飛躍的に拡大し、カーボンニュートラルな社会の実現に大きく貢献するでしょう。

最近の再開発事業は、単に土地の区画を整理し建物を建築するだけではなく、何かしっかりとしたコンセプト、それも地球環境や人に対して優しいコンセプトを持って行われているようです。

それでは。

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【内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業】