コンパス
目標を達成するために、1つのたとえ話を出したい。
ここに3人の男がいる。3人は森で迷ってしまい、それぞれの行動をとった。
1人目は森から抜け出すために、まっすぐに進んだ。ところが、本人はまっすぐに進んだと思っただけで、実際は森をグルグルしていた。結果として、彼は森を彷徨い続けた。
2人目は森から抜け出すために、動かなかった。なぜなら、森には魅力的な食糧があったように見えたからだ。彼は少しの間なんとか生きのびたが、やがて食糧はなくなり、結局彷徨い続けた。
3人目はスッと森を抜けだした。街の人が「一体どうやって抜け出したのか」と驚いて聞くと、彼はある物を取り出した。それは<コンパス>だった。
この話はあくまで例えだが、僕たちもはっきりとした方角を示してくれるコンパスを持つ必要がある。自分らしいとハッキリと言える価値観、本音のビジョン。少しの困難、いや、絶望の底でもブレない明確な志。
どんなに素晴らしい理想をもっていたとしても、自分の価値観と異なっていたら、それを実現することはできない。仮に実現したとしても、幸福にはなれない。
多くの人は、はしごの一番上に登りつめてはじめて、はしごを掛け間違っていたことに気づく。あなたのコンパスは他人に操作されてはいないか。他人の価値観や、世間に振り回されていないか。そもそも自分の価値観は、正しいものなのか。
いずれにしても、今こそ自分の内に深く問いかける時だ。
*新・キャリア・デザイン
http://ameblo.jp/new-vision/entry-10726812560.html