詳しい斜視の検査が終わると、また待合室で待ちます。

 

その間に、スタッフの女性がプリントと紙を挟んだバインダーを持って来てくれます。

斜視の患者さんに向けたプリントで、斜視とはどういう疾患か、

どういう手術をするのか、斜視手術のリスクや問題点などが細かく書かれています。

「これを読んで、自分が先生に聞きたいことや質問を紙に書いてくださいね」とのこと。

質問だけではなく、「希望も書いてくださいね」と書いてあります。

 

わたしは、「両眼視ができるようになることが希望です」と書きました。

 

見た目ももちろんなのですが、両目で、ものの奥行きや遠近感をしっかりととらえ、

もっとリアルに世界を見たいというのが一番の望みだったのです。

 

さて、斜視手術を考えている人が、いちばん気になるのが

手術のリスクだと思います。

それは、プリントにしっかりと説明されていました。

大まかに言うと、

 

・手術をしても、完璧にまっすぐに揃わない可能性があること。

・手術直後は、複視が出る可能性がある。普通は次第に快復するが、治らない人もいる(1%)

・まぶたが上がりづらくなる人がいる(1%)

・手術あとに赤みがのこる人がいる(2%)

・長年引き延ばされていた結膜がしわになる(100%)

 

そして、なんといっても

・術後にまた斜視に戻ってしまう可能性ある。

 

この「戻り」があるから、斜視手術はやっかいとされ、

やらない眼科医さんが多いようです。

 

大高先生は、「自分たちは独自のノウハウで戻りを減らすことに成功していますが、

それでも10%くらいの人に戻りは起こります」と書いています。

 

これを読むと、やはり心配になってしまいます。

とくにわたしはケロイド体質で、傷が残りやすい体質ですので、

傷や赤みが残る心配をしました。

 

それらのことも質問の紙にいろいろ書きました。

 

スタッフさんに紙を提出し、しばらくまた待ちます。

すると、先ほど斜視の検査をしてくださった視能訓練士さんに呼ばれました。

 

「大高先生の診察はまだ待ってもらうけれど、

その前に私に答えられることをお答えしますね」とのことでした。

 

 

(続く)