コロナの影響で面会時間は3時間までとなっています。
入院2日目は娘をNちゃん宅に預けて、お昼過ぎに病院に着きました。
インスリンポンプを着けてしまえばすることのない息子は、本を読んだり(Jリーグの選手名鑑…)、ゲームをして過ごしていました。
前回の緊急入院の際は小さな子達と一緒の病室でした。
今回は小学生~中学生位の男の子達と同室になりました。
入院する前は、
「友達できるかな?」
と楽しみにしていました。
しかし色んな病状で入院している子供達。
友達になるのはなかなか難しそうです。
コロナの影響で面会時間が少ないと言うことが、子供達に大きな影響を及ぼしているように感じました。
「つらいんだよ!しんどいんだよ!」
と看護師さんに泣きながら訴える子や、
「お母さんいなーい!」
と泣いている子。
同じ親として胸がズキズキと痛みました。
そんな中で息子も何となく元気がありません。
3時間は長いようであっという間。
「お母さん、そろそろ帰るね」
と言うと息子は、
「もう少しいて欲しい…」
と言って下を向きました。
そうしている内に、ボタボタと大粒の涙がこぼれました。
私は息子の背中をさすることしかできません。
目を真っ赤にした息子を一人残して病室を後にしました。
病院の外に出ると、桜並木の桜が満開でした。
息子が1型糖尿病と分かった頃、
「きれいな景色を見ても、二度ときれいだと思えないのだろうな」
と思いました。
あれから1年以上が経ち、
「きれいだなぁ」
と思える自分がいました。
それでもやっぱりつらいなぁ…
入院2日目。
インスリンポンプを入れるポーチを買いました。
ランニング用のポーチですがかさばるので、もう少し体にフィットする素材の物を探してみます。