入院した翌週の月曜日に学校に連絡して、
金曜日に入院した旨を伝えました。
そして病状等を伝えるための時間を作ってもらえるようにお願いしました。
翌火曜日に副校長先生、担任の先生、養護の先生と話し合うことになりました。
私は火曜日に間に合うように、息子の発症が分かるまでの経緯や、1型糖尿病についての資料を作成しました。
それからその資料をO先生にも目を通してもらいました。
O先生は、
「きっと学校も初めてのことだと思います。
何かあれば私からも説明できるので、
伝えておいてください」
と言いました。
学校では資料を基に話をしました。
これからも息子が元気に学校生活を送るため、また他のお子さんも安心して息子と学校生活が送れるように話し合いました。
先生方も初めてのことだったので、主治医の先生とも話してもらうことになりました。
そうして担任の先生と養護の先生がその週の金曜日に病院に来て、O先生と話し合いをしました。
話し合いが終わると、担任の先生達が見舞いに来てくれました。
そして、クラスメート達が書いてくれた手紙を息子に届けてくれました。
担任の先生が、
「毎朝ね、
『今日は息子くん来るの?』って聞かれるんだよ。
月曜日に息子くんがいないから、朝から大騒ぎだったんだよ」
と言いました。
クラスメートには、入院したことだけ伝えてもらっていました。
みんなの手紙は1人づつ両面にびっしりと書かれ、クイズやめいろ、算数や漢字の問題も書いてありました。
「退院したら息子とやりたいこと!」
「息子がいなくてさみしいから、大人しく過ごしているよ」
などと書かれていて、息子もうれしそうに読んでいました。
担任の先生達が帰るとO先生が来て、
「担任の先生がね、
『息子くんが給食をいつもいっぱいお代わりするんですが、お代わりしても大丈夫ですか?』
って心配してたから、
『たくさんお代わりさせてあげてください!』
って言っておいたよ」
とニコニコしながら言いました。
O先生の言葉に息子はニヤリと笑っていました。
発生するであろう問題点を予め提示して話し合えるように資料を作成しておきました。