VUCAの時代においてコーチングは機能するのでしょうか?


VUCAは、ビジネスや組織の状況を表現するための用語で、以下の4つの要素を指します。


Volatile (V): 不安定
Uncertain (U): 不確か
Complex (C): 複雑
Ambiguous (A): 曖昧


これらの要素は、特に変動が激しく、予測が難しく、複雑で理解しづらい、また情報が不足しているような状況を指しています。この用語は、軍事戦略の文脈から始まり、組織やビジネスの環境がますます不確かで変動が激しくなる現代において、企業やリーダーシップに対する課題を表現するためにも使われています。

VUCAの概念は、状況の不確実性と変動性に対処し、組織が柔軟性を持って対応するための戦略を考える上で役立ちます。組織は、これらの状況に対処するために、リーダーシップの強化、革新的なアプローチ、チームワークの促進など、異なる戦略的アプローチを取る必要があります。


上記の文章を見ていくと
「変動が激しく、予測が難しく、複雑で理解しづらい、また情報が不足しているような状況を指しています。」
と書いてあります。

コロナ以後、各国がロックダウンを行い、経済はストップしました。
また、米中の軋轢により、世界的にグローバリズム対ナショナリズムの構図になりつつあります。

ウクライナ・ロシア、イスラエル・ハマスなど世界でも争いが起きていました。

またG7のGDPよりBRICSのGDPが上回るタイミングでもあります。

我々日本人はどうしていけばいいのでしょうか?

VUCAはこのような環境の変化や不確実な時代においてどうしていくのかをいろんな方面の方が考えているためできた言葉なのでしょう。

(ちなみにピータードラッカーは断絶の時代という本の中で1969年に似たような話をしています。)

(アルビントフラー『第三の波』の中でもこのような話は有名です。最近では大前研一さんが「第四の波」を書きました。)

AI(生成AI)の台頭により多くの人が仕事がなくなるとも思っている状況です。

この時代においてコーチングの役割は何なのでしょうか?
そして、コーチは何ができるのでしょうか?

それを見るためには、生命現象を考えてみるとわかりやすいと思います。

過去記事の転載です