私達が見ている
ある出来事は、
一つの側面にすぎない。

例えば、
子供の喧嘩

AとBが喧嘩する。
言い争いしているうちに、
手がでて、
Aの鞄が壊れた。

Aは言う、

「Bくんが嫌だと言うのに、
思いっきり背負っている鞄を引っ張って、
僕は腕が引きちぎられるくらい辛かった
鞄も壊れた」

Bは本当に悪い奴だ。
そういえば、
アイツはこの前、
Cくんにあんなこともやった
こんなこともやった
……マイナス情報の上乗せ話。


Bくんは、
本当に悪い奴なのか?

実はBくん、
Aくんが、こっそりみんなにわからないようにDくんに意地悪をしていたのを知っていた。

だから、それをAくんに謝って欲しいと話をしていて喧嘩になった。
何故、Bくんは、みんなに
「Aくんは、Dくんに意地悪をしていたんだよ」と言わなかったのか…
その一言で、自分の誤解は、はれるのに…

それは、
Bくんは、
Aくんが大切な友達だから、
Aくんを守りたかったから。
Aくんがそんなことをする人だなんて、みんなに話したくなかったのです。

Bくんは悪い奴ですか??

物事は、
さまざまな方面からみて、
初めてその全体像を知ることが出来る。

人間を想像してください。

正面から見たあと、
側面から見る
…あれ?
想像していたのより、腰曲がってるな

後ろから見る
意外にお尻が大きいな

そして、もう片方の側面からみる
あれ?
右肩上がりの顔してる??

どれも、
同じ人。

出来事、物事、人間、
すべて、角度を変えると見える景色が変わる。

自分のまわりで
起きた出来事を
四方八方、
さまざまな角度から考える
多角的視野をもてるようにしたいですね。