2021年8月6日



ボクは何処か冷めている。


それまでのボクは、

子供が欲しいとも思った事はないし、

自分が生きたい様に生きて行ければ、他はどうなったって、どうでも良いと…ずっと思って生きてきた。


死ぬ事も怖くないし、いつ死んでも良いや…なんて人生を悲観して来た。



アナタはクラインフェルター症候群


今後一生子供は絶対に出来ません!!



と言われた時だって、人生なんてそんなもん…


なんて、自分の人生を悲観して生きてきた。



それが今日、8月6日…



こんなに嬉しかった日

こんなに涙が出そうになった日

今まで生きてきて良かった日

人生って捨てたもんじゃ無いねって思えた日

死ななくて良かった日



って無かったんじゃ無いかと思う。



ルル:ルルはパパが大好き!!

ルルはこの家にずっと居たい!

ずっとずっとココに居たい!!

誰よりも1番!パパが大好き!!



寝床に着いてルルが唐突に言い出した。



ボク:オヤツをいっぱいくれる親がいるかもしれない。ルルの欲しい物を何でも買ってくれる人がいるかも知れない。

もっとお金持ちで、ルルのワガママを全て叶えてくれる人がいるかも知れない。

そんなパパ・ママの方が良いんじゃ無い?

しんちゃんだと、喧嘩は絶えないし、時には頭を叩いたりして泣かせる事もあるよ?

ボクよりももっと良い親に会えるかもしれないよ


ルル:しんちゃんが良い!!!

他にパパもママも居ない!

ココがルルのお家なの。ココしか無いの!!

しんちゃんがルルのパパなの!!

ルルはずっとココに居たい!!!!!




ボクは何処か冷めていた



そのうち、産みの親が『引取りたい!』と言ってくるんじゃ無いか?


この話はやっぱり無かった事にして下さい…ってなるんじゃ無いか?


子供との相性は悪いんじゃ無いか?


ボクは親になる素質は無いんじゃないか?



そんな事をずっと思っていた。



だからルルがどんなに愛情を求めてきても、何処か素っ気ない素振りをしたり、言ってるだけでしょ?なんて冷たくして来たかも知れない。



でも何だか今日は違う。



ルルの素直でストレートな気持ちを受け…



ボクはココロが熱くなった。



『あー!!!この子を自分の子供にしたい!』

『ずっと一緒に居たい!!』

『手放したくない!!!』



ボクは『パパになりたい!』と素直に思った。



クラインフェルター症候群



と診断されて…自分の子供は一生できないと思い、そんなもんだよね…なんて…自分の人生を悲観した日から9年くらい?



あー!



ルルはボクの子供!!


この子を一生しあわせにしたい!!


ずっと近くにいて欲しい!!


ずっと一緒に居たい!!!!!!!!!



そんな事を思う日が来るなんて…



ボクの腕枕で寝るルルを眺めながら、

ホッペにチュッ!



『大好きだよ』



ルルはボクの子供だよ。



安心しておやすみ



今日はボクの『パパ記念日』だ!