2021年7月10日



夜のオムツが取れて10日間が過ぎた。


3日に一度は濡らしていたオムツ。

オムツにオシッコした感覚が無いとか…


そんな事を言っていたのが嘘のように、


オムツをしないのが当たり前だ❗️

だって5歳なんだから‼️


などと言うようになって来た。


幼稚園に2歳児のクラスがある事も要因なのか❓

自分が『赤ちゃん』ではない…と言う自覚が生まれて来たのか?

幼稚園の先生からも


先生:年下の子供達の遊び相手とか、自分の遊んでいた物を渡してあげたり、ルル君とっても優しいんです。


と、嬉しそうに先生から言われた。



なら…


お試し行動もソロソロ卒業なのか?


と言うと…実はそんな事は全くない。


しかし、


最近の『お試し行動』には意味がある。


意味と言うか、彼自身に目的があって、それを親であるボク達の出方を伺っている様子がある。



ルルに出会って、ちょうど1年である。


1年共に時間を過ごして来た事で、僅かではあるが、ルルの気持ちを理解出来る様になったのかもしれない。


先日、月に一度、児相に提出しなければならない『養育レポート』を作成時に、妻と話をした。


妻:1年前と今じゃあ、表情が明らかに変わったよね?


ボク:うん。最初は能面の様だったね。


妻:感情も表に出せる様になって来たし、言いたい事も言える様になった。ワガママ感は満載で、時々イラっとするけど


ボク:時々?しょっちゅうやないか!

でも最近、話す言葉はナマイキ以外何者でもないけど。お友達の子供も、みんなそんな感じって。それを聞いてから何だか安心したよ。


妻:後はお互いの感情のぶつかり合いが少なくなれれば良いな。


ボク:先に突っかかって来るのはルルですけどね


妻:それも彼の中では意味があって、言ってるのよ。

『この人はどこまで言ったら怒るのかな?ココで駄々を捏ねたらボクの言う事を聞いてくれるのかな?』ってね。しかもそれを私とアナタで言い方を変えてる。頭が良いというか?ズル賢いと言うか…。まー私達が小さい頃もそんな感じだったけどね。


ボク:みんな通る道って事か。コレを経て、ボク達も成長して行くって言葉なんでしょ。



なんて話合いをしたのだった。



ある日、ボクの『声優』としての宣材写真をスタジオで撮影して貰うついでに、ルルの753の前撮りをお願いした。


お殿様の様な着物を着て番傘に刀。

甥っ子から貰ったスーツを着て、とんがりハット


ハニカミながらも終始ご満悦で、スタジオ撮影を楽しんでいた。


ボクはこの写真の1枚をルルの実親にプレゼントしてはどうか?と思った。


ルルの実の母親は、今どんな思いをしているだろうか?

ルルが3歳になる年までは、自分で育てるんだ!

と言っていた実母。しかし祖母の猛反対と児相からの宥めに負け、『養子』と言う選択を決断した母。


まだたった2年前の話である。


児相からの話では祖母とは連絡が取れるが、実母とは半年近く連絡が途絶えたままだと言う。



何がルルにとって1番の幸せなのか?


このままボク達が親で本当に良いのだろうか?