2020年11月15日


今日のルルは、インフルエンザ予防接種の為か?
朝からテンションが低い。

8時を過ぎてもボーっとした感じだった。


朝御飯を食べると徐々に気分も好転したのか?
朝早くから公園に行くと言い出した。

妻と9時半に公園に出掛けて行った。


ちなみにボクは…1人飲食店である。


今回10連泊となっているが、
ふと指を折り数えてみると9泊10日だったと
今頃になって気付いてしまった。

今日一泊したら、明日の朝10時までに養護施設に戻る事となっている。

最初の予定では、この10連泊(本当は9連泊だけど)後に、ルルがもっとココに居たい!と言えば、そのまま『養育開始』となる予定であったが、ルルの気持ちがそこまで到達しなかった為、
今回は施設に帰る事となった。

ルルの気持ちが到達しなかったのも要因であるが
自分自身も初の『毎日主夫業』と言うものを体験した事で、コレほど過酷だとは考えもしなかった

子供なんて好きに遊んでくれる
主夫なんて自由気ままで楽勝だよ!

と思っていたのだが、そんな簡単ではなかった。


NHKの教育テレビを見させ過ぎるのも、
自分の様に『テレビっ子』になる恐れもあるし、
ゲームで時間を潰すなんてトンデモナイ!

折紙や塗り絵が好き!
らしいが、あくまでも横に先生や大人が付いていて、一緒にする事が、ルルにとっては前提の様だ。

結局のところ、『テレビを見る』以外は、
大人が横に付いていて、一緒に遊んであげないと、小さなルルは、『一人遊び』をしない。

今回、ミニカーの駐車場や猫の家も作ったが、
ルルの好きにして良いよ!
と言っても、何をするにも

コレどうする?
コレ切っていい?
コレ付ける?

とイチイチ聞いてくるのだった。


まー、それはそれでカワイイのだが。


また危険意識も低いので、
平気で恐ろしい体制で遊んだりもする。


時には悪気もなく『プチッ💢』とする事も言うし
どんなに『愛』を持って接しても、園に帰りたいっと駄々をこねる。


それほど子供好きでもないボクが
ルルとの生活を重ねていく事で、

ココロの優しさや
肌の温もりや
子供と遊ぶ嬉しさや
日々の楽しさを

一日一日積み重なり、
自分でもその高くなってきた厚い想いを、
大切に大切に育てて行きたい!

と、思うところでの


『園に帰りたい』である。


ボクの大切に積み重ねてきた
『厚い想い』は
一瞬にして踏み潰され、今回4日目の時点で
完膚なきまでに叩き潰されてしまった。


その後何度かの


『園にいつ帰る?』


を言われたが、叩き潰されてしまった『厚い想い』は、再建される事もないまま
次の第2波・第3波であったので被害は小さい。


次の連泊予定は
2020年11月21日〜26日

『5泊6日』となった。


ん?少なくない??


打ちのめされたボクを気遣った妻が
次回は少な目に、そして妻が週末連休が取れるので、と言うことで5泊と言う事にした。


今はボクのココロの傷口を塞ぎ、
また次の『10連泊』に備え、
強いココロに補強したいと思う。


と書き終えた20時10分。

遂に!!来ました!!!

『お試し行動』‼️

後からコレは『お試し行動』では?
と、ふっと思ったのであるが…


夜寝る前に『オシッコ』に行っておいで!
と、ルルに言うと『ウンチ』が出そう。

じゃあ行ってらっしゃい!

と言うと、何故か付いてきてと言われた。

あー電気スイッチが届かないのね。
と電気を付けてあげると、ここで考えもしなかった事を急に言ってきた。

ルル:トイレの扉開けといて!
ボク:え?いつも閉めてするじゃん
ルル:開けといてー
ボク:ウンチするんでしょ?猫がはいってきちゃうよ
ルル:トイレの扉を開けて、そこにしんちゃんが座ってて
ボク:座って猫が入って来ないように見とけって事?
ルル:ちーがーう!座ってボクを見てて!
ボク:は?どう言う意味?
ルル:だかーらー、今からウンチするから、それを見てて
ボク:………え?オレにルルがウンチしてる姿を見といてくれ!って事?なんで?
ルル:こわーい
ボク:いやいや!見てるコッチが怖い
ルル:夜、トイレに行くのが怖いのー
ボク:は?昨日まで普通に電気も付けずにトイレに行ってたじゃん!
ルル:怖いから見ててー
ボク:ホントに?人がウンチする姿なんて初めて見るんだけど…
(と、本当に見てる方が恥ずかしいのでドアから片目だけ見ていると)
ルル:ちゃんと顔出して両目で見てて
ボク:えー!マジでー?


と、今まで8日間、夜は電気も付けずにトイレに行っていたルルが、帰る前の日になって、夜のトイレが怖いなんて…

赤ちゃん返り?

ボクは拷問か?
と思える様な、笑っちゃう様な?
ルルのウンチをする姿を真正面から見る事となったわけである。


人のウンチをする姿なんて48年生きてきて初めての体験であるが、ルルのウンチの作法が間違っている事に気付いた。

ボク:おいおい!それ間違ってるよ
ルル:え?何が?
ボク:今、トイレットペーパーでお尻拭いたでしょ?そのトイレットペーパーを手で丸めて捨てたじゃん。それはダメだよ。
ルル:え?なにが?
ボク:もう一度お尻拭いてみて
ルル:え?こーお?
ボク:お尻拭いて、そのあと…それそれ!!それやっちゃあダメダメ。


と、何のことだか理解出来ないかも知れないが、ルルはお尻を拭いたトイレットペーパーを、お尻を拭いた面を、逆の掌に当てて、丸めてトイレに棄てていたのだ!

ボク:ウンチはバイ菌がいっぱいあるものだから、素手で触っちゃあダメなんだよ。
ルル:素手で触ってないよ。紙で吹いたもん
ボク:拭いた紙を手で丸め無くて良いから、拭いた状態で、別の手に触れずにそのままトイレに棄てなさい!ついでにその手!バイ菌だらけだよ。
石鹸でキレイに洗ってから、他の物を触らないと


確かにトイレの作法なんて、人に教わった記憶がない。小さい頃に、物心付く前に教わったのかも知れないが、今となっては全く記憶にない。


終わった後。ふっと思ったのが、
コレって『お試し行動』ではないかと思った。


養護施設の担当者から聞かされたのは
『お試し行動』は、相当壮絶なので覚悟しといた方が良い…と言うことであった。


コレからどんな試練が待ち受けているのか?


ちょっと怖い…