2020年11月7日(土曜日)


今日から養育委託開始に向けた
長期外泊がスタートとなる。

朝10時にルルを迎えに児童養護施設へと向かう。

いつもの事であるが、
受付で名前を書き、外泊申請書に明記、外泊1日すると1000円の『食事代』を受け取る。
今回は10連泊なので10000円だった。

1日3食を1000円で…なかなかシビア。


ルルは嬉しそうに走ってお出迎えをしてくれる。

ボク:今回は10回お泊まりするけど大丈夫?
ルル:うん‼️

とても嬉しそうだ。

園内のホームで一緒に生活をしているチビっ子達も、皆んなでお出迎えをしてくれた。

みんなルルより1つ上のお姉ちゃん達。

姉ちゃん:今日は何泊するの?
ボク:10泊だよ。
姉ちゃん:ふーん。

不服そうである。

姉ちゃん:もーココには来ないの?
ボク:来るよー
姉ちゃん:そっか

ちょっと嬉しそうである。

この会話。一緒に暮らした仲間が居なくなるという事が寂しいのかと思ったのだが、児童養護施設の職員は違う見解であった。

職員:ルルには定期的に『お迎え』が来て、今回は長期外泊。なんでウチの親は『お迎え』が無いんだ⁉️って結構複雑で、ルルが今から出ると、その後、ホームはちょっと大変なんです。

ボク:え❓そうなんですか❓
仲間が居なくなって寂しいって言う感情じゃ無いんだ

職員:それ以上に悔しいんです。外泊から帰って来たら、何処に行ったとか、何を食べたとか、チビっ子達で話すじゃ無いですか。それを聞く度に、実親から『お迎え』が滅多に無い子は、なんでウチには来ない❓ってなり、外泊する子を疎ましく、妬ましく、イジワルをしてしまうんです。
今からルルが園を出発した後は色々とあるんですよ。


なかなか複雑な感情が交雑している。

ルルを迎えに行くと、何故かボクを叩く女の子がいる。

最初は軽いのだが、だんだんと力を込めて来て、痛い痛いと言っても、その力を緩めない。

ルルを連れて行くな❗️

ではなく、

ルルだけズルイ‼️

と言う感情からの『叩き』なのだと知った。


園を後にし、その後ちょっとお買い物をする。

絨毯とルルの水筒を買おうと『ヤマダ電機』に行ってみる。

ルル:ココってなに?
ボク:電器屋さんだよ。来たことある?
ルル:ない。
(初めての光景で目が点であった)

明るい照明のキラキラ感と、同じ様な物がズラーーーっと並ぶ風景に圧倒された様で、気疲れしたのか❓通路にしゃがみ込んだ。
妻が抱っこしてあげると、しがみつく

赤ちゃん返り❓


この日は妻の実家に行く予定であった。
『芋掘り』をする為だ。

ルル:今日は何処に泊まるの?
ボク:アッチのおうちだよ。
ルル:アッチって?
ボク:爺ちゃんち。
ルル:夕御飯は?
ボク:アッチ
ルル:寝るところは?コッチ?
ボク:爺ちゃんとこ
ルル:朝ご飯は?
ボク:爺ちゃんとこ

ルルはとても御機嫌である。

しかし1ヶ月前に初対面した『爺婆』の事は、全く覚えていなかった。
まー、爺ちゃん、婆ちゃんと、呼ばれる人間に出会ったのが初めてなんだからしょうがない。

今回は更に新しい出会いがあった。

未来の従兄弟達だ。


妻には姉が2人居る。

2人とも子供が居る。

今回会うのは1番上のお姉ちゃんの子供達。

コレがまたワンパクな、男の子だけの3人兄弟‼️

11歳・8歳・3歳

最初は恥ずかしそうにしていたルルも、ワンパクぶりに圧倒され、終いにはお風呂で大はしゃぎ‼️

布団に入ってもその騒ぎぶりは続き、20時に寝るところが23時まで騒ぐ

良い『お友達』になると良いね👍


明日は【芋掘り】
楽しんで‼️