着なくなった服をカンボジアに寄付すること。
ノートをカンボジアに寄付すること。

これらは国際貢献になり得るのだろうか?

国際貢献になるに決まっているじゃないか、という声が聞こえてきそうだ。
たしかに、そういった善意が世界の平和に繋がるのだと思う。そして、そういった物資の支援も立派な国際貢献に違いない。

しかし、国際貢献に興味のある人にはこんな考え方も理解して欲しい。

カンボジアにだって服を作っている人がいる。
カンボジアにだって服を売っている店がある。
カンボジアにだってノートを作っている人がいる。
カンボジアにだってノートを売っている店がある。

そう、カンボジアにも産業がある。

たしかに、日本から服などを持っていけば、その服をもらえる人は幸せな気持ちになるだろう。
しかし、それではカンボジアの産業は発達しない。それどころか、カンボジアの産業の発達を阻害する行為にもなりかねない。

本当に貧困を解決させたければ、カンボジアのGDPを持続的に上昇させるための行動が必要なのだと思う。

国際貢献に興味を持つならば、その善意を単純な行動に移すのではなく、まずは何をすれば途上国のGDP向上に繋がるか、ということを考えることから始めることも大事なのではないだろうか。

そういった意味で、経済学という学問の基本を学ぶことは非常に大切なことだと思う。



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