バーナンキFRB議長は7月13・14日の議会証言でQE3発動条件について以下のような言及をした。
①デフレリスクの再燃
②経済の弱さが予想以上であること

この2つの条件を念頭において最近のマーケットを観察すると、マーケットはQE3を催促しているように思える。
今後の注目は、今週金曜日の雇用統計であろう。マーケットがQE3を催促する中での雇用統計は、最近の中では久々にビックイベントになる可能性がある。


①デフレリスク再燃
現状、アメリカにデフレリスクが再燃しているわけではない。
しかしマーケットではデフレリスクを再燃させようとした動きが観察される。
インフレを示す指標はCPIやデフレーターなど様々あるが、マーケットではBEIというものが将来のインフレ期待を示している。
(くわしくは過去のエントリー、物価連動基礎編を参照してほしい)
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上は米5年BEIのチャート、下は米5年債金利のチャートである。
現状のBEIの水準は、バーナンキがQE2を示唆した時のレベルと比べると大分高位で推移しており、特段デフレリスクが高まっているとは言えないが、名目金利(5年債金利)が実質金利を凌ぐ勢いで急激に下げており、マーケットはディスインフレ、デフレを無理やり作りにいっているようにも感じる。つまりQEを催促しているように感じられる。

②経済動向
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これはNYダウ工業株30種のチャートである。
最近の弱い経済指標の影響もありこちらも急激な下落を見せている。まるでQEを催促しているかのように…

このマーケットをバーナンキがどう捉えるかはわからないが、この状況で迎える今週金曜日の雇用統計は、久々なビックイベントになると思われる。
雇用統計の結果次第では、いよいよQE3への期待が高まってくる.






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