米国債:TIPS入札、初のマイナス利回り-インフレ期待
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920018&sid=aPHcs2kKWOEc

ブルームバーグの記事を引用。
TIPS、つまり米物価連動国債(TIPS)の利回りがマイナスとなったという記事。

これが何を意味するのか、そもそも物価連動国債ってなんじゃい?って人が多いと思うので、簡単な説明をしておこう。一応、今はインフレだのデフレだの「物価」が注目されてますので。

物価連動国債とは元本(通常は100)がCPIによって変動する国債のことです。
※CPIは消費者物価指数、詳しくはGoogleで検索してください。

・物価連動国債の価格イメージ(簡易版)
物価連動国債の発行時のCPIが100だったとします。
発行から3年後、CPIが105に上昇したとします。そうすると、3年後の物価連動国債の元本は105となります。

まあ、債券はインフレに弱い(インフレ⇒金利上昇⇒債券価格下落)ので、物価連動国債は債券運用においてインフレヘッジになるわけですね。

それはさておき、物価連動国債の注目点は、物価連動国債がマーケットが示す将来のインフレ率を映し出すということです。
つまり、
マーケットが示す将来のインフレ率(BEI)=国債利回り-物価連動国債利回り
※BEI=ブレーク イーブン インフレ率

つまり、
5年国債の利回りが1.5%だったとします。
そして5年物価連動国債の利回りが1%だっとします。
そのときのBEIは0.5%です。

つまり、
マーケットは、今後5年間の平均的なCPIの上昇率は年0.5%であることを示しています。

そこで、このニュースです。
米国債:TIPS入札、初のマイナス利回り-インフレ期待
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920018&sid=aPHcs2kKWOEc

物価連動国債の利回りがマイナスとなったということは、
マーケットは将来のインフレを予想しているということです。

米の追加金融緩和を織り込んでのことだと思います。

以上、物価連動国債基礎編でした。応用編はないと思います。