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学校を卒業して、保険会社に就職しました。はじめから社長狙いでしたが、最初の配属は、地元の田舎の営業でした。同期183人の中で、結構本社勤務がいるのにです。

そこで、私なりには、頑張りに頑張射抜いたつもりでしたが、次の赴任地は、本社でなく、何と札幌の出先の営業所でした。

社長狙いの私は、なぜかノンキャリアコースまっしぐらのような環境に立たされてしまいました。

当時、大企業の保険代理店を担当している同期がいました。彼は、ひとつの契約の掛け金が4億円でした。一方、私の方と言えば、整備工場やプロと呼ばれる代理店さんを担当しており、ひとつの契約の掛け金が、4万円程度でした。実に1万分の1です。

まともに比較すると気が滅入って、やる気がなくなってしまうのが、目に見えていました。

このままで終わってしまっては、社長を目指す男として、何とも情けないと思いました。

そこで考えました。『戦う土俵の違う相手と比較してもしようがない。この地味な営業所40年の歴史の中で、
最も光り輝く男になろう。』と決意しました。そのように決意するとやる気がみなぎってきました。

私は、その後、本社の大企業相手の営業部門に転勤するのですが、その営業所は、その後も所長はじめ社員そして代理店の方々も、燃えに燃えて、地方のまさしく光り輝く代表的な営業所に変貌を遂げるわけです。
しばらくの間、本社への転勤の定番コースになりました。

【地味なセクションに配属になった時などは、土俵の違う相手と比較するのではなく、同じ土俵の過去の人と比較したりして、歴代の担当者の中で、最も光り輝く人間になろうと思うとパワーが出てきますよ。】