現在、国際宇宙ステーションの建造がだいぶ進み、太陽光パネルが大きく展開されているので、肉眼でも星の点のように見えるようになってきた。宇宙ステーションの建造には、アメリカと旧ソ連との宇宙開拓戦争によって進んできたのであるが、ある時、アメリカと旧ソ連が宇宙で融合するというイノベーションが起こった。




宇宙の分野でも新日本科学が標準を作れたら・・・


このイノベーションにはいくつかの問題点があったらしい。その中でも最も大切なこととして、何を思うだろうか? 私は宇宙船の電源の問題だと思っていた。アメリカと旧ソ連の宇宙船はぞれぞれ別の研究センターで開発されたものなので、当然ながら電源の電圧が違っている。それをそのまま接続することなどはできない。ところが、そうではなく、もっと根本的な問題があった。それは、気圧の問題である。つまり、アメリカの宇宙船の方が、旧ソ連の宇宙船よりも気圧が高く、接続をするとアメリカの宇宙船は気圧が一気に下がり、旧ソ連の宇宙船では気圧が一気に上がる。そうなると人体に有害なのではないかということである。そのために、宇宙船同士をドッキングさせるところに気密室を設け、それぞれの宇宙船に移動するときには、その部屋に入って気圧をゆっくりと調整するというものである。


このように、国際的にまったく別の技術で開発されたものをいっしょにするためには、標準化ということが必要となる。例えば、ハッチの大きさ、電源電圧、気圧、訓練の度合いなど、いろいろなもので共通の概念がなければ、いっしょになることはできない。


標準化で大きな成果を得たものとして、一番に思いつくものとしてはパソコンがある。DOS-Vということで標準化がなされ、その仕組みに合わせて機器やソフトが開発されていき、どこの国で作られた部品であっても、ドライバさえあれば機器が動作するという時代になった。


このような標準化はJIS規格とかISO、IEEEなど、いろいろな国がいろいろな方針で出しているが、どうも科学は出遅れている感じがする。これから、新日本科学が世界をリードしていくためにも、未来ビジョンを持った規格をリリースしていくということが大切なのではないかと考える。


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